幸せの国デンマークの睡眠時間はどの程度確保されているか。デンマーク文化研究家の針貝有佳さんは「高市早苗首相の就任演説『働いて働いて働いて働いて働いてまいります』は、デンマークのメディアで驚きとともに、大々的に取り上げられた。デンマークでは、いざというときには深夜でも働き、ものすごい勢いで仕事をする人はいるものの、睡眠時間の最低ラインを保っている」という――。

※本稿は、針貝有佳『幸せの国デンマークの「じぶん時間」のつくり方』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。

目覚まし時計とアイマスクをつけて寝ている人
写真=iStock.com/mtreasure
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本当に旅行を満喫したい休暇のメール設定

デンマーク人の中には、デジタルデトックスの時間を「死守」している人がたくさんいます。

「休暇中には不在の自動応答メールを設定する」というのは、国民的な習慣にもなっています。7月の夏休みシーズンは、誰にメールをしてもほぼ不在の自動応答メールが戻ってくるだけです。

ちょっと虚しくもなりますが、バケーション先から慌ててメールの返信が返ってくるよりはずっと健康的です。

私もデンマーク人を見習って、本当に旅行を満喫したい休暇には、不在の自動応答メールを設定するようになりました。すると、メールチェックできていなくてもそれほど気にならず、仕事を忘れて旅行を楽しむことができました。

そんなデジタルデトックスの効果を体験すると、普段の「ちょっと気になってスマホを見る」という行為によって、どれほど豊かな時間が奪われているかということに気がつかされます。

せっかく仕事から解放されて非日常の旅を楽しんでいるときに、メールチェックして意識が日常に引き戻されてしまっては、とてももったいないです。

旅行中のデジタルデトックスは、日常生活から離れて「非日常の世界」を味わううえで効果絶大なので、ぜひ試してみてください。