優待を受けるための条件は2つ
優待を受けるためには、『権利確定日(株主としての権利が確定する日。割当基準日ともいう)の3営業日前までに』、『優待を受けるのに必要な株数を買っておく』必要がある(図参照)。
このふたつの条件を満たした投資家には、権利確定日から2~3カ月後に優待品が届く。
優待目当てで株を買い、権利が確定したら売る投資家もおり、権利確定日前には株価が上昇しやすい。優待や配当を受けても、株価が下がってしまっては元も子もないので、直前に買うのは避けた方が無難だ。
割引券などは利用期限が設けられているものが多いということも、知っておきたいポイント。金券ショップに売るという方法もあるが、基本的には、自分で利用できるもの、利用価値が高いもの、に絞った方がいいだろう。
優待の内容は変更されることや縮小されることもあるほか、業績が悪いと株価が下落しやすいので、業績についても確認しよう。
1989年よりライターとして活動。資産形成、投資信託、住宅ローン、保険、経済学などが主な執筆テーマ。