働く女性に嬉しい優待の例は?

かなり魅力的な優待を行っている企業もあり、優待にひかれて株式投資をはじめる人も多いし、「配当や株主優待を受けながらじっくり株を保有し、将来的に株価が上がったら売る(売却益を得る)ことも考える」という投資家も少なくない。

たとえば[ANAホールディングス]は、年2回、1000株の保有で片道普通運賃50%割引券1枚と、ANAグループ各社(ホテル、レストラン、国内外ツアー、ショッピング、ゴルフなど)の優待券などの株主優待が受けられる。割引券は年末年始などの繁忙期でも利用できるので、割引チケットが入手しにくい帰省の際などに重宝する。1000株買うための投資額の目安は22万円前後だ(2014年1月末現在。以下、同)。

レストランカラオケの[シダックス]は、100株以上の保有で、ルーム料金や飲食代金に充当できる525円の割引券が5枚もらえる。投資額の目安は5万円前後。家族や友人と楽しむのもいいし、会社の後輩を連れて行ってそれとなく株主であることをアピールするのもよさそう。

化粧品製造・販売の[シーボン]の株主優待は、エステサロンや通信販売で使えるクーポン券。100株・1年未満の保有では5000円分、同1年以上3年未満の保有では1万円分など、長く保有している株主ほど内容が充実するのが特徴。希望者には20歳以上の女性限定でサロンケア無料招待もある。投資額の目安は23万円前後。化粧品関連では、[ドクターシーラボ]、[ハーバー研究所]などにも注目したい。株主優待でスペシャルケアを楽しみ、女性力をキープする、というのもよさそう。

100株で年2回、新商品を含む1000円相当の自社製品が贈られる[カゴメ](投資額目安17万円程度)といった実用的なもの、年2回、100株でギフトカタログ(2000円相当。保有期間3年未満の場合)進呈の[日本管財](投資額目安20万円程度)など、お楽しみの要素があるものなど、内容もさまざまだ。

どんな優待があるかを調べるには、『YAHOO!ファイナンス』が便利。トップ→株式→株主優待、と進むと、優待の内容や投資金額、企業名などから検索することができる。