1年以内の成婚率66%の相談所も!
では実際、登録から結婚に至る男女は、どれぐらいいるのでしょうか?
結婚相談所の成約(成婚)率は、ハッキリ言ってピンキリのようです。
一般には「数%台~10、20%台ぐらいまで」と言われますが、相談所の規模によっても大きな差が出るもの。
仮に会員数が25人しかいない相談所で、たまたま5組(10人)が結婚までたどり着けば、成約率は40%にもなります。よって、一概には比較できませんよね。
一方で、ほとんどが成約率を明示しないなか、ハッキリその数値をうたっている相談所は「それなりに信頼できる」との見方もある。
その一例は、例年1割超の成約率を誇るオーネットや、06年に事業に参入して以来、約2割のカップルを成約させているパートナーエージェント。
とくに後者は昨今、1年以内の成約が成婚カップル全体の66%を超えるなど、業界でも話題に。大手各社ほどは規模が大きくないだけに、きめ細かなサービスを売りにしています。
ただ、結婚相談所への登録で注目すべきは、「成約率」よりもっと根本にある。
私がそのことに気づいたのは、相談所のベテラン相談員の方々にこんな質問を投げたときでした。
牛窪:「アラフォー年齢になって、結婚相談所でお相手に巡り合える人とそうでない人、その違いをひと言で言うとナンですか?」
A社の相談員:「柔軟性です」
B社の相談員:「『聞く力』かな」
C社の相談員:「自分を変えられること、でしょうか」
そう。別会社の3人とも、表現する言葉は違えど、言っている中身は同じ。
つまり相手の話をキチンと聞いて、それを受け止め、柔軟に自分を変えられるかどうか。これが、アラフォーを過ぎて結婚相談所で成約できるかどうか、の最大の焦点だというのです。