新しい自分を発見できる可能性あり

確かに、考えてみれば納得できます。

そもそも多くの結婚相談所には、「相談員(コンシェルジュ、カウンセラー)」がいる。程度の差こそあれ、この方々と、自分の強みや「こういうお相手がいいかな」という思いを何度かやり取りしながら、ときに軌道修正し、本当にピッタリくるお相手を探せるのがいいところです。

そこで想定外の自分に出逢えたり、元来ノーマークだった異性とのデートを薦められることで、「その方向性があったか!」と発見できるのも、結婚相談所の大きなメリット。

逆に、会員自身がとても頑固で、「誰になんと言われようが、自分はこうだから」とか、「こういう相手じゃなきゃイヤなんです」と言い張るのであれば、なにも相談員はいなくてもいい。

そこまで確固たる自信やゆるぎない理想があるのなら、お金を出して相談所に登録せず、自分なりにターゲットを絞って、マイペースで婚活できそうですよね。

また、「自分の吊り書き(出身校や年収、身長など)には自信がないけれど、コミュニケーション能力なら誰にも負けない!」という社交上手な男女には、結婚相談所よりもむしろ「お見合いパーティ」など、最初から“会話”で相手のハートをわしづかみにできるイベントに参加したほうが有利。

とくに既述のとおり、男性のなかには、いまだに「若い子のほうがいい」「20代がいい」との思いを抱く人もいる。

となると、最初から吊り書きで“35歳”と年齢が分かってしまうより、見た目が若々しい女性は「いくつに見えます?」など、年齢をボカしたまま知り合うほうが間口は広がる。

いまや初婚カップルの4組に1組を“女性が年上”の姉さん女房が占めますが、過去に取材した“妻が10歳以上上”の夫婦のなかには、当初5歳以上年齢をサバ読みしていて、「いざ結婚しようかとなったとき、年齢がバレた」「初めから年齢をバラしていたら、きっと結婚できてませんよ」と笑う女性も多かった。

そう考えると、「結婚相談所に登録すべきかどうか」を迷ったら、まず自分の性格や年齢、得意技に思いを馳せてみるのがいい。

逆に次のような人たちは、結婚相談所に向かないかもしれません。