老後が崩壊した「おふくろのために」

家族やきょうだいの問題で、ときどき浮上するのが長男優先主義の母親である。ひとり暮らし、あるいは結婚していたが離婚してシングルになった息子が突然転がりこんできて、居ついてしまうケースもあるという。

「たいていこういう場合、『おふくろのために戻ってきた』みたいなことを言うんです。『老後の面倒は見るから』と。そのくせ、家事をしない。生活がどんどん浸食されていくものの、おふくろのためなんて言われると受け入れるしかない。それこそ自分の老後の計画をたてようとしても、子どもによって妨げられることがあります」