「2回ノック」がNGなワケ
ノックの回数にもマナーがあります。2回ノックは日本ではトイレノックとされています。トイレ以外の場所では、基本は3回がビジネスノックです。
2回ノックで入ると、「マナーを知らない人だな」という印象を与えますので、ご注意ください。
4回ノックをされる方もいるでしょう。これはプロトコールマナー(国際儀礼)に基づいたもので、フォーマルノックとされています。
ノックのし方も大切です。ノックは第一印象です。室内にいる方は、ノックを聞いて相手を想像し始めているものです。
例えば、弱いノックは、聞き取りにくいと同時に、気が弱そうな印象を与えます。強すぎるノックは威圧的な印象を、早すぎるノックはせっかちな印象や、怒っているようにも感じられます。スピードやリズムに配慮してノックをするとよいでしょう。
ノックのコツは、手の使い方です。軽く手を握り中指の第二関節を使い、手首のスナップを効かせながら行うとよいでしょう。
扉の厚さなどにより、強さはコントロールし、「トン、トン、トン」と、室内の方に適度な強さとスピードで聞こえるように行いましょう。
鞄は「隣の椅子」に置いてはいけない
訪問先などで鞄を置く際は、置き場所にもご注意ください。隣の椅子の上などに勝手に置くのはマナー違反です。また、テーブルの上はもってのほかです。これは、それぞれの使用目的を考えれば明白です。
テーブルは、飲食もする場所です。仕事用のテーブルであっても、ドリンク程度は召し上がるのではないでしょうか。そのような場所に、床に置くこともある鞄を置くのは不衛生と受け取られます。また、周囲に「雑な振る舞いをする人」という印象も与えるでしょう。たとえ自社内でも不快に感じる方はいますので、テーブルの上は避けるべきです。
椅子は座る場所で、鞄を置く場所ではありません。特に訪問先では、床に置くこともある鞄を勝手に椅子の上に置くのは相手の持ち物を汚すと受け取られるため、大変失礼な行為です。
相手が「お荷物置きにご利用ください」などと言った場合を除いては、鞄は足元の床に置きましょう。逆に、お客様をお迎えする際は、置いて良い場所があれば具体的にご案内すると親切です。
畳の部屋などでは、畳の上に鞄をそのまま置くのは畳を汚してしまう恐れがあるので、風呂敷などを敷いてから置きます。