若返り効果アップのポリフェノール
老化予防にいいことで知られているポリフェノールはたくさんあります。
ブルーベリーや紫いもに含まれている「アントシアニン」は毛細血管を保護する働きがあり、目や脳の毛細血管にも作用するため、目の病気予防や視力回復、認知症予防などに効果があります。
豆腐や納豆に含まれている「イソフラボン」はコラーゲンが破壊されるのを予防するため、血管の若返り、肌の弾力の保持、骨密度の維持などに効果があります。AGEの生成を抑える働きもあります。
玉ねぎやりんごの皮や皮の近くに多く存在する「クエルセチン」は、老化細胞の除去を促す「セノリティクス作用」という効果が報告されています。AGEの生成を抑える働きもあります。
これら以外にも、しょうがの「ジンゲロール」、カカオの「フラバノール」、緑茶の「カテキン」、コーヒーの「クロロゲン酸」などを耳にしたことがある人もいるでしょう。
これらも血管を若返らせたり、食後高血糖になるのを抑制したり、AGEの生成を抑えたりすることで、体や脳の老化を防止するポリフェノールです。
毎日、複数の種類を少しずつ摂る
ここで紹介したポリフェノールはほんの少しで、実は数多くの種類があります。基本的に野菜や果物には何らかのポリフェノールが入っているため、老化を防止する働きを伴っていると考えていいでしょう。
ポリフェノールは一度にたくさん摂っても、持続的な効果は期待できません。また、一種類だけ摂るよりも複数摂ることで相乗効果を発揮します。ポリフェノールを含む野菜や果物を、毎日食べることが、体内の抗酸化システムを強化することにつながり、体内のAGE化や酸化を予防する助けになります。
1979年、北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。この間、血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、「The New England Journal of Medicine」「Science」「THE LANCET」等のトップジャーナルにAGEに関する論文を筆頭著者として発表。1996年より北海道大学医学部講師、2000年より久留米大学医学部教授を歴任。 2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。世界アンチエイジング学会に所属し、エイジングケアやダイエットの分野でも活躍、これまでに延べ20万人以上の患者を診ている。 著書に『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)、『糖質オフのやせる作おき』(新星出版社)、『糖尿病専門医にまかせなさい』(文春文庫)、『日本人の9割が誤解している糖質制限』(ベスト新書)、『人間ドックの9割は間違い』(幻冬舎新書)他、多数。 雑誌、テレビにも出演多数。
