老化予防に効果的な食べ方は何か。医師の牧田善二さんは「炒め物や揚げ物が食べられないなんてがまんできないという人のために、老化促進物質であるAGEを減らす裏技として、酸性成分を活用する方法がある」という――。

※本稿は、牧田善二『脳と体が老けない人の食べ方』(新星出版社)の一部を再編集したものです。

からあげ
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ビタミンB群は老化予防の強い味方

本稿では、体内でAGE(終末糖化産物)がつくられるのを抑制したり、体内にたまったAGEを減らしたり(糖化を抑える)、酸化を抑えたりする栄養素を紹介します。

まず積極的に摂って欲しいのが、ビタミンB1とB2です。ビタミンB1は筋肉や神経が正常に働くために欠かせない栄養素で、糖や脂質の代謝にも関わっています。不足すると記憶や集中力なども低下しますから、認知症予防にも有効です。

実は、ビタミンB1には、体内のAGEがたまるのを抑制する働きがあることが確認されています。ドイツで行われたラットの実験では、ビタミンB1からつくられた「ベンフォチアミン」という医薬品を投与すると、高血糖によるAGEがほとんどできなくなり、合併症を予防することが確認されています。

ベンフォチアミンは医薬品ですが、ビタミンB1の一種です。積極的にビタミンB1を多く含む食べ物を摂り入れることで、体内のAGEを増やさない効果が期待できるでしょう。