「努力できる」のは生まれつきの才能
「努力できる」か「努力できない」かは、生まれつきの才能でほぼ決まってしまいます。
コンサートで生計を立てられるような優れた音楽家と、そうではない一般的な音楽家には、どのような違いがあるのかを調べた研究があります。
その結果、大きく違ったのは練習時間でした。優れた音楽家は20歳になるまでに平均約1万時間を練習に費やすのに対し、一般的な音楽家はそれより数千時間も少なかったのです。
また、遺伝子がまったく同じ一卵性双生児と、遺伝子の半分を共有する二卵性双生児を比べると、努力できるタイプかどうかは、一卵性双生児のほうが一致している割合が高い、つまり、努力できることは遺伝の影響を大きく受けていることもわかりました。
遺伝子のプログラミング
こうしたことから、優れた音楽家は、高い評価を獲得するために必要な長時間の練習ができるよう、あらかじめ遺伝子にプログラミングされているという結論が導き出されました。
一つのことで成功するには、才能に加え、並外れた努力が必要だというのは誰もが認めていることですが、そもそも、その努力ができるかどうかすら才能によるところが大きいのです。

