母性行動を維持するには「子供の存在が必要」

通常、ラットは妊娠するまで子ラットに嫌悪感を示す。しかし、ひとたび出産すると態度は急変する。あらゆる種で見られる典型的な行動を示すようになるのだ。

巣を作り、子ラットを舐め、身体をかがめて授乳する。巣の外に出てしまった子ラットを見つけると巣に戻す。子ラットが生まれた直後からそうした行動がとれるのだ。

しかし、誕生直後に子ラットを巣から取り除くと、母親のこうした行動は急速に消え去ってしまうことをローゼンブラットとレーマンは発見した。里子の子ラットをあてがって世話をさせようとしても、ほとんどの場合、世話ができなかった。