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脱落者が出る厳しい教習に耐えられた理由 -秩父鉄道 列車区 廣井綾子さん【2】
毎日、あまりに怒られるので、もう嫌だと思ったこともありました。途中で脱落する同期も。ただ、やめようと思ったことはありませんでした。
毎日、あまりに怒られるので、もう嫌だと思ったこともありました。途中で脱落する同期も。ただ、やめようと思ったことはありませんでした。
今年、秩父鉄道は秩父地域開通100周年。運転士80人近くの中で女性は2人。女性として初めての運転士になったのは5年前のことだった。
「郷に入れば郷に従え」で、いつもその組織の人間になろうと努めます。日本人だからといって“お客様”のつもりでは働けないのです。
退職か、一人残るか迷っていたとき、「夫婦が共に転勤すれば一緒に暮らせる」――。当時の上司からの提案。眼から鱗が落ちる思いでした。
約10年間の評価ドライバーとしての経験は、車両開発をする上での土台のようなもの。ゴールが全くない世界であることを実感します。
時間がかかっても思いを吐き出してもらう。信頼関係を築ける人たちを1人でも増やしていくことが、困難を乗り越える力になっていく――。
娘への罪悪感にさいなまれつつも仕事に走りぬいた20年。今、娘に認められることで、間違いのない人生だったと思えるようになりました。
私にはNYに親戚も友人もいませんでした。自分のキャリアが大きく開けていくその裏で、ちいさな娘にかけた負担も半端なく大きかったです。
小さいことにはくよくよせずに「飲んで気分でも変えよう」「明日は明日でがんばろう」と思えるのはキャラクターなのかもしれません。
転職当初は品質保証の部署。プロセスや醸造部門の現場を見れば見るほど、ビールを製造する現場のダイナミックさに惹かれていきました。
ちょうど業績のV字回復のどん底にあった時代。在庫やコストを3分の1に減らせ――。仕事には大きなプレッシャーがありました。
「うちははっきり言って女性には期待していません。そのつもりで面接を」女性向けの就職説明会に参加して言われた一言。闘志がわきました。
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