アー・ユー・クレイジー?
自分のやりたいことをあきらめて専業主婦になるか、子どもを犠牲にしての仕事なのか、そんな馬鹿げたLose-Loseの選択ではなく、お母さんが自分の生き方を選択し、子どもも幸せでいられるWin-Winの生き方があるはずなんです。
2012年、私は170年の歴史を持つBTグループの日本法人の社長に就任しました。BTジャパンは創設30年ですが、初めての女性トップです。
私をBTジャパンの社長に選んだボスは、周りから「アー・ユー・クレイジー?」「(女性活用が遅れた)日本で女性を社長に就けるのか」と言われたそうですが、それでも最初にやったんですからすごいですよね。エリザベス女王やサッチャー元首相と国のツートップを女性に任せた国の代表的企業。器の大きさと先進性を感じます。
企業が女性をトップに就けることは、“我々はパラダイムシフトを歓迎します”というメッセージです。こういう企業文化はその企業が提供するサービス、開発するプロダクト、いたるところに反映されるのではないでしょうか。