楽天証券に楽天銀行は必要か?同時開設にデメリットはあるのか徹底解説
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これから楽天証券で証券口座開設する人の中には、「ネット銀行の口座も同時開設するのは手続きが煩雑そう」「そもそも楽天銀行は同時開設が必要なのかわからない」と、楽天銀行の口座開設を躊躇する人もいるだろう。

結論から言うと、楽天証券と楽天銀行の同時申込みは必要不可欠ではないものの、デメリットはなく3つのメリットがあるので同時開設がおすすめだ。

同時開設すると、キャンペーンを利用できるだけでなく、楽天銀行を使えば使うほど楽天ポイントがたまりやすくなる点も魅力だ。

本記事では、楽天証券と楽天銀行の口座を同時開設するメリットや注意点、口座開設の流れを詳しく解説する。お得に楽天証券に口座開設し、楽天サービスを使い倒すきっかけにしてほしい。

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目次

  1. 楽天銀行と楽天証券は同時開設がおすすめ!デメリットはなし
    1. 資金移動の手間が省ける
    2. 高金利で預金できる
    3. 楽天ポイントがたまりやすくなる
  2. 楽天銀行と楽天証券の同時開設で利用できるキャンペーン
  3. 同時開設する際の注意点
    1. スイープ機能を使うと投資し過ぎる可能性がある
    2. 振込手数料を無料にするためには条件がある
  4. 楽天証券と楽天銀行の口座を同時に開設する流れ
    1. 1.メールアドレスの登録
    2. 2.本人確認
    3. 3.お客様情報の入力
    4. 4.楽天銀行の申し込み
    5. 5.パスワードの設定
  5. 楽天証券と楽天銀行に関するよくある質問

楽天銀行と楽天証券は同時開設がおすすめ!デメリットはなし

楽天証券と楽天銀行の同時開設がおすすめである理由は以下の3点だ。

資金移動の手間が省ける

楽天証券と楽天銀行の口座を同時開設して連携する一番のメリットは、この2つの口座を保有するとスムーズに金融商品の取引ができるようになること だ。

通常、金融商品を購入するには資金を銀行口座から証券口座に移す必要がある。しかし、楽天証券と楽天銀行の口座を連携する「マネーブリッジ」の「自動入金(スイープ)機能」を利用すれば、銀行の預金残高が自動で証券口座残高に反映されるので、資金移動せずに取引できる ようになる。

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高金利で預金できる

楽天証券と楽天銀行の口座を同時開設するメリットは、この2つの口座を保有すると楽天銀行の普通預金金利が通常の最大1.8倍になることだ。

楽天銀行の円普通預金の金利(年率)は通常0.10%だ。しかし、楽天証券と楽天銀行の口座を同時開設して「マネーブリッジ(登録無料)」に申し込むと最大0.18%になる。

普通預金残高300万円以下の部分は年率0.18%、300万円を超える部分は年率0.12%となる。

大手都市銀行の普通預金の金利は年率0.10% なので、高い金利で銀行にお金を預けたい人は、楽天証券と楽天銀行の同時開設を検討しよう。

■円普通預金の金利比較表
銀行 利率(年率)
楽天銀行(マネーブリッジ) 残高300万円以下の部分:0.18%
残高300万円超の部分:0.12%
楽天銀行(通常) 0.10%
みずほ銀行 0.10%
三菱UFJ銀行 0.10%
三井住友銀行 0.10%
※2024年10月25日現在

楽天ポイントがたまりやすくなる

楽天証券と楽天銀行の口座を同時開設すると、2つの口座の連携によって獲得できる楽天ポイントが貯まる

楽天証券と楽天銀行の口座を連携するマネーブリッジに申し込むと、「ハッピープログラム」にエントリーできる。

ハッピープログラムでは、預金残高や取引件数によって最大でATM手数料(※)が月7回無料、他行振込手数料が月3回無料、さらに楽天ポイントの獲得倍率が3倍に上がる

■ハッピープログラムの各ステージの条件と特典

楽天証券公式サイト

ハッピープログラムに申し込むと、他行からの振込や他行への振込、ATMからの入出金、給与・賞与・年金の受取などを行うことで、楽天ポイントの獲得倍率が上がる。

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楽天証券からの自動入金だけでもポイントを獲得できる ため、同時開設する際にはハッピープログラムへエントリーしよう。

※ATM手数料=預け入れや引き出しの際にかかる手数料、振込手数料

楽天銀行と楽天証券の同時開設で利用できるキャンペーン

楽天銀行の口座を同時開設すると、2つの口座の連携などで適用されるお得なキャンペーンを利用できる。

2024年10月24日現在は、「楽天銀行口座開設&条件達成で最大現金2,000円プレゼント」を実施中だ。

マネーブリッジ_キャンペーン.png
■「楽天銀行口座開設&条件達成でもれなく現金1,000円プレゼント」キャンペーン概要
特典 マネーブリッジ(楽天証券と楽天銀行の自動入出金連携)登録完了:1,000円獲得
楽天銀行口座に1万円以上を入金:1,000円獲得得
対象者 楽天銀行の口座を新たに開設する人
期間 証券、銀行口座申込期間:2024年8月30日(金)10:00 ~ 2024年10月31日(木)9:59
エントリー期間:2024年8月30日(金)10:00 ~ 2024年11月29日(金)23:59
入金期間:2024年8月30日(金)10:00 ~ 2024年11月29日(金)23:59
※キャンペーンへのエントリーが必要
※別途、入金期限、マネーブリッジ登録期間あり

口座を開設したら忘れずにエントリーしよう。

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同時開設する際の注意点

楽天証券と楽天銀行の同時口座開設にデメリットはないが、以下の2点には注意しよう。

スイープ機能を使うと投資し過ぎる可能性がある

口座を同時開設してマネーブリッジの「スイープ機能」を使うことによる、投資のし過ぎに注意しよう。

スイープ機能は楽天銀行と楽天証券の口座間の資金を自動で移動できる機能 で、マネーブリッジに申し込むと設定が可能になる。

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資金移動の手続きの手間がなくなるメリットがある一方、スイープ機能を設定した場合はスムーズに取引ができてしまうあまりに投資し過ぎるリスクがある。

投資は生活費を確保したあとの余剰資金で行うのが鉄則だ。楽天銀行に残す金額をあらかじめ指定できる機能を利用すると安心だ。

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振込手数料を無料にするためには条件がある

楽天銀行のハッピープログラムは振込手数料やATM手数料(※1)が一定回数無料になるサービスだが、無料にするには条件がある

例えば、ATM手数料、他行振込手数料が共に月1回ずつ無料となるアドバンストステージになるには、預金残高10万円以上か取引(※2)5件以上のいずれかの条件を満たす必要がある。

ハッピープログラムの各ステージの条件と特典

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さらに他行への振込手数料、ATM手数料がそれぞれ月2回ずつ無料になるプレミアムステージになるには、預金残高50万円以上、または取引10件以上の条件を満たさなければならない。

他のネット銀行では、特段こうした条件を満たさなくても他行への振込手数料やATM手数料が無料になるケースもある。例えば、東京スター銀行は他行への振込手数料が月5回まで実質無料となっている。

楽天銀行でATM手数料や振込手数料を無料にしたい場合は、銀行口座に10万以上預金を残しておくか、取引件数5回をクリア し、最低でもアドバンストステージを維持するようにしよう。

※1 ATM手数料=預け入れや引き出しの際にかかる手数料、振込手数料

※2 取引=振り込みや入金、支払いなどの対象サービスの前月1カ月分の取引

楽天証券と楽天銀行の口座を同時に開設する流れ

楽天証券と楽天銀行の口座を同時開設するフローを紹介する。

1.メールアドレスの登録

まずは下記のボタンから公式サイトを開こう。

画面が切り替わったら、「口座開設はこちらから(無料)」をタップする

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メールアドレス(楽天会員の場合は楽天ユーザIDでも可)を登録すると、URLを記載したメールが届く。URLをタップして登録手続きに進もう。

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2.本人確認

本人確認の画面に遷移するため、国籍を選択して提出する本人確認書類を選ぼう

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■利用できる本人確認書類
日本国籍の場合 外国国籍の場合
・運転免許証
・住民票の写し、印鑑証明証
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・パスポート
・健康保険証
・住民基本台帳カード
・在留カード
・特別永住者証明書

選択した本人確認書類を、スマホで撮影して提出する。

3.お客様情報の入力

本人確認書類の提出が終わると、名前や住所などの入力画面に遷移する。提出した本人確認書類と情報が一致するように入力しよう

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また、特定口座も選択する必要がある。「確定申告が不要」を選ぶと、特定口座の投資で利益が出たときに自動的に税金が差し引かれ、自分で確定申告を行う必要がない

確定申告が煩わしいと感じる人は「確定申告が不要」、自分で管理できる人や、すでに確定申告をしている人は「ご自身で簡易確定申告」がおすすめだ。

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NISA口座の開設有無についても選択しよう。ここでは「開設する」を選択するのがおすすめだ 。後からNISA口座を申し込むこともできるが、二度手間になってしまう。

NISAとは

NISA(ニーサ)とは、投資で得た利益に税金がかからない制度のことで、正式名称を「少額投資非課税制度」という。一定の範囲内で投資信託や個別株式などさまざまな金融商品を非課税で取引できる ので、初心者から中上級者まで全ての個人投資家におすすめだ。楽天証券はクレカ積立にも対応している

すでに他の銀行や証券会社でNISA口座を申し込んだことがある場合は「開設しない」か「他社から乗り換える」を選択しよう。

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4.楽天銀行の申し込み

楽天カードと楽天銀行の同時申込画面に遷移する。

楽天カードはクレカ積立でお得にポイントをためられ、楽天市場でのポイント還元率がアップするため、もし保有していないのなら同時申込みがおすすめ だ。発行を希望する場合は、楽天カードの申込画面で「申込む」を選択しよう。

同様に、楽天銀行口座の申込画面でも「申込む」を選択する。

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楽天銀行の口座は後からでも開設できるが、ここで申し込んだ方が個人情報の入力が一度で済む。

カードや銀行と同じく、楽天FX口座や信用取引口座の申込みもできる。FXや信用取引を予定している人は同時に申し込もう。

5.パスワードの設定

最後に楽天証券にログインする際のパスワードを設定して、重要書類へ同意したら手続きは完了する。

審査完了後、最短翌営業日にログインIDがメールで送付され、各口座で取引できるようになる。

楽天証券と楽天銀行に関するよくある質問

楽天証券と楽天銀行は同時開設できない?

楽天証券と楽天銀行は同時に口座開設できる。両方の口座を同時に開設すると、個人情報入力などの手間を省ける。
口座を開設したあとにおすすめなのは、2つの口座を連携するサービス「マネーブリッジ(登録無料)」に申し込むことだ。マネーブリッジでは「自動入金(スイープ)機能」を利用できるため、証券口座で金融商品を取り引きする際、資金移動が不要になる。
さらに、普通預金に優遇金利が適用される、楽天ポイントが貯まりやすくなるといったメリットもあるので使わない手はないだろう。

楽天銀行と楽天証券、楽天カードはどの順番で申し込むべき?

まずは楽天カードに申し込み、次に楽天証券と楽天銀行を同時に申し込むのがおすすめだ。
楽天カードが手元に届くまでの期間は、申し込み後1週間〜10日程度だ。一方、楽天証券と楽天銀行は申し込み後、最短翌営業日に取り引きを開始できる。先に楽天カードを申し込んでおけばスムーズに利用開始できるだろう。
ただし、楽天カードの引き落とし口座に楽天銀行を指定する場合、先に楽天カードに申し込んでいると、後から引き落とし口座の変更手続きが必要になる点には注意したい。

楽天証券の未成年口座と楽天銀行は同時開設するべき?

楽天証券の未成年口座と楽天銀行は同時開設するのがおすすめだ。楽天銀行の口座があると、楽天証券の未成年口座には、手数料無料で入金(リアルタイム入金)できるメリットがある。また、楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーすると、下記の優遇サービスを受けられる。
・会員ステージに応じてATM手数料が最大月7回無料
・楽天ポイントの獲得倍率が最大3倍になる
口座開設の手数料は無料なので、両方とも申し込んでおいても損はないだろう。ただし、楽天証券の未成年口座では、楽天証券と楽天銀行の口座を連携する「マネーブリッジ」は利用できないので注意しよう。