本サイトにはプロモーション広告を含んでおり、広告主から本サイトに収益が発生する場合があります。ただし、収益の発生によって情報の正確性が損なわれることはありません。
新NISA証券会社ランキング.jpeg

2024年からこれまでのNISA・つみたてNISAが生まれ変わり、新NISAを始める方が増えている。 新NISAの開始に伴って、各証券会社では取引手数料の無料化やキャンペーンを実施するなど、サービスの拡充もされている。

NISA口座は都市銀行や地方銀行、総合証券会社でも開設できるが、ネット証券で開設するのがおすすめだ。なぜならネット証券の方が手数料が安く、クレカ積立でポイントがもらえるなどのメリットが多いからだ。

この記事では、証券会社の選び方やつみたてNISAにおすすめの証券会社を詳しく解説する。まずは以下の画像をもとに自分に合った証券会社を決めて、ぜひこの機会に資産運用を始めよう。

目次

  1. 新NISAのおすすめ証券会社ランキング
    1. SBI証券
    2. マネックス証券
    3. 楽天証券
    4. auカブコム証券
    5. 松井証券
    6. DMM.com証券
    7. GMOクリック証券
  2. 新NISAは銀行と証券会社のどっちで始めるべき?
    1. 証券会社の方が取り扱い商品数が多い
    2. 証券会社はポイントサービスが充実している
    3. 証券会社の方が財産保護の保証が手厚い
  3. 新NISAを銀行で始めてしまった場合は?
    1. ①証券会社で口座を開設する
    2. ②現在のNISA口座を廃止する
    3. ③ 変更先の金融機関に書類を提出する
  4. 新NISAに関するよくある質問

新NISAのおすすめ証券会社ランキング

新NISAのおすすめ証券会社は以下の7社だ。それぞれの証券会社の成長投資枠と積立投資枠のサービス評価を50%ずつ足し合わせ、ランキングを算出している(ランキングに関する詳細はこちら)。

証券会社名 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位
SBI証券ロゴ マネックス証券ロゴ 楽天証券ロゴ auカブコム証券ロゴ 松井証券ロゴ DMM.com証券ロゴ GMOクリック証券ロゴ
商品 国内株
米国株 5,208 4,575 5,476 1,888 3,806 2,408 なし
外国株 9か国 2か国 6か国 1か国 1か国 1か国 なし
IPO投資
(2023年実績)
91件 53件 61件 24件 70件 10件 なし
単元未満株 約4,000 1,500 1,575 3,200 0 0 0
投資信託
(つみたて投資枠)
222本 219本 222本 220本 224本 0本 36本
手数料 国内株 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料
米国株 無料 為替手数料のみ
売却時:25銭
無料 為替手数料のみ
1ドルあたり20銭
無料 為替手数料のみ
1ドルあたり25銭
-
単元未満株 無料 0.55%
(最低手数料52円)
無料 0.55%
(最低手数料52円)
- - -
ポイント
付与率
クレカ積立 0.5~5.0%※1 1.1%※2 0.5~1.0% 1.0% なし なし なし
投信保有pt
(オルカン)※3
0.0175% 0.0175% 0.017% 0.005% 0.0175% なし なし
投信保有pt
(S&P500)※4
0.0326% 0.03% 0.028% 0.005% 0.0326% なし なし
公式サイト

(2024年3月12日現在)
※1 2024年11月買付分以降は年間カード利用額により0.0%~3.0%に変更
※2 月間の積立金額が5万円以下の場合は1.1%還元だが、5万円以上の分は金額に応じて0.6%~0.2%還元
※3 楽天証券以外は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、楽天証券は「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」で比較
※4 楽天証券以外は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、楽天証券は「楽天・S&P500インデックス・ファンド」で比較

SBI証券

SBI証券
画像引用:SBI証券

■SBI証券の新NISAの概要
取扱銘柄数
(投資信託)
1,181銘柄
取扱銘柄数
(米国株)
5,205銘柄
取扱銘柄数
(単元未満株)※1
3,900銘柄以上
クレカ積立
(ポイント付与率)
三井住友カード
(0.5%〜5.0%)
ポイントサービス Vポイント(Tポイント)
Pontaポイント
dポイント
JALのマイル
PayPayポイント
ポイント投資※2 投資信託
日本株
単元未満株
IPO実績
(2023年)
91社
※1 2024年11月買付分以降は年間カード利用額により0.0%~3.0%に変更
※2 SBI証券でポイント投資可能なのは、Vポイント(Tポイント)、Pontaポイントの2種類。Vポイントは積み立てを除く投資信託のみ利用可能(国内株式、投信積立でも利用可能になる予定)
(2024年3月16日現在)
SBI証券をおすすめする理由
  • 手数料が無料
  • ポイントプログラムやクレカ積立のサービスも充実
  • 取扱銘柄数・商品数が多い
  • IPOの取り扱い実績が豊富

SBI証券は、業界ではじめて日本株の売買手数料無料化を発表した証券会社だ。新NISAなら、投資信託や米国株の売買手数料も無料になる。

手数料が安いだけでなく、ポイントプログラムやクレカ積立のサービスも充実している。

SBI証券のポイントプログラムは5種類のポイントに対応している。新NISAでは、投資信託の保有やクレジットカードによる投信積立の決済(クレカ積立)によってポイントが貯まるほか、投資信託や国内株式の購入にポイントを使うこともできる。

ポイントの種類ごとのサービス対応は以下のようになっている。

用途 貯まる 使える
ポイント
サービス
投資信託
の保有
クレカ積立 投資信託
の購入
国内株式
の購入
Vポイント
(Tポイント)
Pontaポイント ×
dポイント × × ×
JALのマイル × × ×
PayPay
ポイント
× × ×
(2024年3月16日現在)

楽天ポイントを除いたメジャーなポイントに対応しているため、他の証券会社と比べて選びやすいだろう。

クレカ積立は三井住友カード(NL)に対応しており、ポイント付与率と年会費は以下のようになっている。

■SBI証券のクレカ積立(主なカード)

SBI証券のクレカ積立 主なカード

現状は年間のクレジットカード利用額に関係なく、 カードのステータスによって0.5%~5.0%のポイント付与率となっている。2024年11月以降の買付分は、年間のカード利用額によって0.0%~3.0%にポイント付与率が下がるため、注意が必要だ。

■2024年11月買付分以降のポイント付与率
  年間カード利用額 クレカ積立ポイント付与率
三井住友カード(NL) 10万円未満 0.0%
10万円以上 0.5%
三井住友カード ゴールド(NL) 10万円未満 0.0%
10万円以上 0.75%
100万円以上 1.0%
三井住友カード プラチナプリファード 300万円未満 1.0%
300万円以上 2.0%
500万円以上 3.0%
(2024年3月22日現在)
出典:SBI証券公式サイト

投信積立専用の「かんたん積立 アプリ」を使えば、三井住友カードの登録から投資信託の積立設定までスマホアプリで手続きできる。

かんたん積立 アプリ
App Store画面を撮影

さらに、金融商品の充実度もトップクラスだ。米国株や投資信託の取扱銘柄数はもちろん、外国株の取扱国数も9カ国で、主要ネット証券の中で最も多い

SBI証券はIPO(新規公開株)投資にも向いており、2023年の実績数は91社と業界最多を誇っている。IPOチャレンジポイントという独自の制度もあり、貯まったポイントを使うと当選確率が上がる。

IPOチャレンジポイント

使いたいサービスやポイントにこだわりがないなら、日本株や米国株の手数料が無料でIPOにも強いSBI証券を選ぼう。

新NISAなら日米株の手数料無料

マネックス証券

※2.2%になるのは月5万円まで、2024年9月30日までのキャンペーン


■マネックス証券の新NISAの概要
取扱銘柄数
(投資信託)
1,124銘柄
取扱銘柄数
(米国株)
4,968銘柄
取扱銘柄数
(単元未満株)※1
3,900銘柄以上
クレカ積立
(ポイント付与率)
マネックスカード(0.2%〜1.1%)※1
ポイントサービス マネックスポイント
ポイント投資※2 投資信託(積立を除く)
IPO実績
(2023年)
53社
※月間の積立金額が5万円以下の場合は1.1%還元
(2024年3月16日現在)
マネックス証券をおすすめする理由
  • 年会費無料カードの中で最高のクレカ積立還元率(期間限定で2.2%までアップ)
  • 銘柄スカウターが便利
  • 中国株の売買手数料が実質無料

マネックス証券は、新NISAなら日本株、米国株、中国株、投資信託の手数料が無料または実質無料になる証券会社だ。

クレカ積立のポイント付与率が高く、年会費無料のクレジットカードでは業界最高の1.1%だ。また、2024年9月30日までなら、キャンペーンにより月5万円までのクレカ積立のポイント還元率が最大2.2%になる。


■クレカ積立のポイント付与率(年会費無料のカード)※1
マネックス証券※2 auカブコム証券 楽天証券 SBI証券※3
1.1% 1.0% 0.5%/1.0% 0.5%
※1 年1回の利用で年会費が無料になるカードも含む
※2 月5万円以下の利用分
※3 2024年11月買付分以降は年間カード利用10万円以上がポイント付与の対象
(2024年3月16日現在)

マネックス証券では、会社の業績によって投資判断をする「銘柄スカウター」が無料で使える。業績などによる投資判断はファンダメンタルズ分析といい、株価の変動で一喜一憂したくない人にピッタリの分析手法だ。

「銘柄スカウター」では、過去10期分の業績や3ヵ月ごとの業績など投資に必要な情報が一覧できるので、日本株の銘柄選びに役立つ。

外国株への投資にもメリットがあり、新NISAなら米国株、中国株の売買手数料がキャッシュバック形式で実質無料だ。中国株の売買手数料を実質無料にしている証券会社は他にない

クレカ積立や中国株に興味がある人、日本株で業績などを分析してから投資を始めたい人は、マネックス証券を選ぼう。

年会費無料カードでの積立還元率が業界最高

楽天証券

楽天証券
画像引用:楽天証券


■楽天証券の新NISAの概要
取扱銘柄数
(投資信託)
1,138銘柄
取扱銘柄数
(米国株)
4,698銘柄
取扱銘柄数
(単元未満株)※1
1,575銘柄
クレカ積立
(ポイント付与率)
楽天カード(0.5%〜1.0%)
ポイントサービス 楽天ポイント
楽天証券ポイント
ポイント投資※2 投資信託
日本株
単元未満株
米国株
IPO実績
(2023年)
60社
※楽天証券ポイントは投資信託のみポイント投資が可能
(2024年3月16日現在)
楽天証券をおすすめする理由
  • 手数料が無料
  • 楽天ポイントで投資ができる
  • 月15万円までキャッシュレスで積立できる
  • 条件達成で楽天市場のポイント還元率が最大1.0%上がる

楽天証券は、SBI証券に次いで日本株の売買手数料無料化を発表した証券会社であり、新NISAなら加えて投資信託や米国株の手数料も無料だ

楽天グループのサービス利用者は、貯まった楽天ポイントで投資信託や日本株、米国株にポイント投資ができる。また、楽天カードによるクレカ積立にも対応している。

■楽天証券のクレカ積立
  ポイント還元率
(クレカ積立)
年会費(税込み) 月3万円積立した
場合の年間の
ポイント還元
楽天プレミアムカード 1.0% 1万1,000円 3,600
ポイント
楽天ゴールドカード 0.75% 2,200円 2,700
ポイント
楽天カード 0.5% 永年無料 1,800
ポイント

※信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%(税込み)以上なら還元率は1.0%
(2024年3月16日現在)

クレカ積立とは別に月5万円まで楽天キャッシュでの投信積立に対応しているため、最大で月15万円のキャッシュレス積立が可能だ

楽天証券のクレカ積立

楽天証券は楽天市場のポイント還元率が上がるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になっており、条件を満たせば楽天市場でお得にお買い物ができる

■SPUの条件(楽天証券)
条件 楽天市場の
還元率UP
判定の
タイミング
・合計3万円以上の投資信託購入
・1ポイント以上の楽天ポイント利用
0.5% 毎月末
・合計3万円以上の米国株購入
・購入時に米ドルに両替していない
・1ポイント以上の楽天ポイント利用
0.5% 毎月末
※楽天銀行との連携(マネーブリッジ)が必要
(2024年3月16日現在)

楽天カードや楽天市場をはじめとした楽天グループのサービスをよく使う人は、楽天証券を選ぼう。

楽天グループのサービス利用者におすすめ

auカブコム証券

auカブコム証券
画像引用:auカブコム証券


■auカブコム証券の新NISAの概要
取扱銘柄数
(投資信託)
1,007銘柄
取扱銘柄数
(米国株)
1,888銘柄
取扱銘柄数
(単元未満株)※1
3,900銘柄以上
クレカ積立
(ポイント付与率)
au PAY カード(1.0%)
ポイントサービス Pontaポイント
ポイント投資※2 投資信託
単元未満株
(積立を除く)
IPO実績
(2023年)
24社
(2024年3月16日現在)
auカブコム証券をおすすめする理由
  • Pontaポイントが貯まる&使える
  • auマネ活プランでさらにお得
  • MUFGグループで信用力が高い

auカブコム証券は、新NISAなら日本株、米国株、投資信託の手数料が無料になる証券会社だ。au PAY カードでクレカ積立をすればPontaポイントが貯まり、貯まったポイントは投資信託や単元未満株の購入に使える。

auのスマホを使っている人なら、「auマネ活プラン」に加入するとクレカ積立のポイント還元率が最大3.0%に上がる。auのサービス利用者ならお得にクレカ積立が始められるだろう

■auマネ活プランの特典(クレカ積立)
条件 クレカ積立の
ポイント還元率
プランへの加入 1.5%
・au PAY ゴールドカードで積立
・NISA口座の開設
3.0%(※)
※12ヵ月限定、13ヵ月目からは2.0%
(2024年3月16日現在)

auカブコム証券は会社の信用度を格付けする格付投資情報センター(R&I)の評価も高く、大手ネット証券5社のなかで最も高い格付けを獲得している。

■大手ネット証券の格付け(R&I)
auカブコム証券 AA(安定的)
SBI証券 A(安定的)
松井証券 BBB+(安定的)
楽天証券 BBB+(ネガティブ)
マネックス証券 未評価
参照:格付投資情報センター(R&I)
(2024年3月16日現在)

auカブコム証券は純民間の金融機関として日本最大規模のMUFGグループに属しているため、安心して取引ができるだろう。auグループのサービス利用者で会社の信用度を重視するなら、auカブコム証券を選ぼう。

auマネ活プランでクレカ積立がお得

松井証券

松井証券
画像引用:松井証券


■松井証券の新NISAの概要
取扱銘柄数
(投資信託)
1,078銘柄
取扱銘柄数
(米国株)
3,804銘柄
取扱銘柄数
(単元未満株)※1
売却のみ
クレカ積立
(ポイント付与率)
非対応
ポイントサービス 松井証券ポイント
ポイント投資※2 投資信託
(3銘柄)
IPO実績
(2023年)
70社
(2024年3月16日現在)
松井証券をおすすめする理由
  • 日本株や米国株の投資相談ができる
  • 投信残高ポイントの還元率が業界最高水準
  • IPOは入金不要で申し込みができる

松井証券は、新NISAなら日本株、米国株、投資信託の売買手数料が無料になる証券会社だ。対面証券からネット証券へ完全に移行した証券会社として知られ、ネット証券のなかでは顧客サポートが手厚い特長がある。

操作方法の不明点はもちろん、「株の取引相談窓口」では日本株と米国株の投資判断や、銘柄選択についての相談にも対応している。株の取引相談窓口は、受付時間外でもネットで予約することができる

■松井証券の主な顧客サポート
  電話番号 受付時間
株の取引
相談窓口
0120-956-784 平日8:30~17:00
口座開設
サポート
0120-021-906
03-6387-3601
平日8:30〜17:00
NISA
サポート
0120-785-740
03-4213-7667
平日8:30〜17:00
投信
サポート
0120-981-486
03-6387-3602
平日8:30〜17:00
米国株
サポート
0120-937-378
03-6387-3646
平日7:00〜24:00
(2024年3月16日現在)

松井証券はクレカ積立に対応していないが、投信残高ポイントの還元率は業界最高水準だ。投信の保有で貯まった松井証券ポイントは、ポイント投資だけでなくdポイントやPayPayポイントへの交換もできる。

SBI証券や楽天証券では応募時に事前入金が必要なIPOも、松井証券なら当選してからの入金で問題ない。日本株や米国株に興味があるものの銘柄選びでつまずいている人は、松井証券で新NISAを始めてみよう

日本株や米国株の投資相談が電話でできる

DMM.com証券

DMM.com証券
画像引用:DMM 株


■DMM.com証券の新NISAの概要
取扱銘柄数
(投資信託)
取り扱いなし
取扱銘柄数
(米国株)
2,408銘柄
取扱銘柄数
(単元未満株)※1
売却(買取請求)のみ
クレカ積立
(ポイント付与率)
非対応
ポイントサービス DMM 株ポイント
ポイント投資※2 不可
(現金に交換可能)
IPO実績
(2023年)
10社
(2024年3月16日現在)
DMM.com証券をおすすめする理由
  • 取引手数料が無料
  • スマホアプリは初心者仕様に変更できる

DMM.com証券は、新NISAなら日本株、米国株の取引手数料が無料になる証券会社だ。スマホアプリに特長があり、アプリ内で初心者仕様の「かんたんモード」と情報量が豊富な「ノーマルモード」に切り替えられる。

DMM.comスマホアプリ
※左が「かんたんモード」
画像引用:DMM 株

はじめはかんたんモードを使い、慣れてきたらノーマルモードに切り替えて取引をすることも可能だ。投資信託の取り扱いはないが、スマホで日本株や米国株へ投資をしてみたい人は、初心者でもアプリが使いやすいDMM.com証券を選ぼう。

初心者でもスマホアプリが使いやすい

GMOクリック証券

GMOクリック証券
画像引用:GMOクリック証券
※1金利は2024年2月1日以降、本日現在のもの。
※2税引後年0.0876%。今後、金融情勢等により予告なく変更する場合がある。


■GMOクリック証券の新NISAの概要
取扱銘柄数
(投資信託)
111銘柄
取扱銘柄数
(米国株)
取り扱いなし
取扱銘柄数
(単元未満株)
売却のみ
クレカ積立
(ポイント付与率)
非対応
ポイントサービス 非対応
ポイント投資※2 不可
(現金に交換可能)
IPO実績
(2023年)
0社
(2024年3月16日現在)
GMOクリック証券をおすすめする理由
  • 日本株と投資信託の取引手数料が無料
  • GMOあおぞらネット銀行の口座との連携で預金金利が110倍になる

GMOクリック証券は、新NISAなら日本株と投資信託の取引手数料が無料になる証券会社だ。GMOあおぞらネット銀行の口座がある人は、証券コネクト口座による銀行との連携で、預金金利が110倍(0.11%)に上がる。メガバンクの普通預金の金利は0.001%程度なので、比較すると100倍ほどの差があることがわかるだろう。

GMOあおぞらネット銀行の証券コネクト口座にお金を預けておけば、GMOクリック証券で日本株や投資信託などが入金手続きなしで購入できる。

米国株の取り扱いはないが、GMOあおぞらネット銀行に口座がある人は、GMOクリック証券も検討してみよう。

指定銀行との連携で預金金利が110倍

新NISAは銀行と証券会社のどっちで始めるべき?

新NISAは銀行や証券会社、郵便局などさまざまな金融機関で取り扱いがある。その中でも、銀行と証券会社で始める人が多いので、どっちが良いのか悩む方も多いのではないだろうか。

結論として、新NISAは証券会社で始めるべきだ。なぜなら、銀行の新NISAは証券会社と比較して取り扱い商品数が少なく、クレカ決済やポイント還元のサービスが使えない場合があるなどデメリットが多いからだ。

また、証券会社は預けている資産が全て保護されるのに対して、銀行は預金については元本1,000万円とその利息分までしか保護されないため、財産保護の観点でも新NISAは証券会社で始めるのがおすすめだ。

■金融機関別の新NISAサービスの傾向
  ネット
証券
総合証券 銀行
投資信託
多い

少ない

少ない

取扱あり

取扱あり
×
取扱なし
クレカ積立
対応が多い

非対応が多い

非対応が多い
投資信託の保有によるポイント付与
充実

充実していない

充実していない
窓口相談 ×
財産保護制度
全て保護

全て保護

投資信託は全て保護、預金は元本1,000万円まで
(2024年3月15日現在)

証券会社の方が取り扱い商品数が多い

新NISAを証券会社で始めるべき理由の一つが、取り扱い商品数の多さだ。

新NISAの「成長投資枠」では株やETF(上場投資信託)への投資が可能だが、銀行では投資信託しか取引ができない点がデメリットだ。

■銀行と証券会社の株式・ETFの取り扱い状況
  株式の取扱 ETFの取扱
銀行 なし なし
証券会社 あり あり
(2024年3月15日現在)

また、投資信託についても銀行は取り扱い商品数が少なくなっている。

例えば、「つみたて投資枠」の取り扱い商品数を見ると、人気ネット証券会社のSBI証券や楽天証券が200本以上あるのに対して銀行は10〜25本と非常に少ない。

■【新NISA】金融機関別投資信託の取扱数
  金融機関名 つみたて
投資枠
成長
投資枠
ネット
証券
SBI証券 222本 1,179本
ネット
証券
楽天証券 222本 1,137本
銀行 三井住友銀行 4本 90本
銀行 三菱UFJ銀行 24本 361本
銀行 りそな銀行 13本 90本
銀行 みずほ銀行 14本 118本
銀行 ゆうちょ銀行 15本 58本
(2024年3月12日現在)

銀行は銘柄数が少ないため、人気の投資銘柄である「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を取り扱っていない場合が多く、信託報酬(コスト)が高い銘柄を選ばざるをえない可能性もある。そのため、新NISAは取り扱い商品数が多い証券会社で始めるのがおすすめだ。

証券会社はポイントサービスが充実している

ポイントサービスが充実しているのも、証券会社が銀行と比較して優れている点だ。

SBI証券や楽天証券ではクレジットカードで投資信託の積立金額を決済する「クレカ積立」でポイントを貯めることができるが、銀行では対応していないことがほとんどだ。

■クレカ積立の対応とつみたて投資によるポイント付与の有無
  金融
機関名
クレカ積立の対応有無 付与率
ネット
証券
SBI証券 月間積立額の0.5~5.0%
ネット
証券
楽天証券 月間積立額の0.5~5.0%
銀行 三井住友
銀行
× -
銀行 三菱UFJ
銀行
× -
銀行 りそな
銀行
× -
銀行 みずほ
銀行
× -
銀行 ゆうちょ
銀行
× -

また投資信託の保有によってポイントが還元されるサービスも、銀行と比較して証券会社の方が優れている。

■投資信託の保有によるポイント還元サービスの比較
  金融機関名 クレカ積立の対応有無 ポイント還元率(額)
ネット
証券
SBI証券 保有残高の0.0175~0.25%
ネット
証券
楽天証券 保有残高の0.017~0.053%
銀行 三井住友
銀行
× -
銀行 三菱UFJ
銀行
・1万円/月積み立てるごとに30ポイント/月
・残高50万円以上で50ポイント/月
銀行 りそな
銀行
・1万円/月積み立てるごとに3ポイント/月
・残高30万円以上300万円未満で20ポイント/月
銀行 みずほ
銀行
× -
銀行 ゆうちょ
銀行
× -

たとえばSBI証券で投資信託を月に3万円ずつ三井住友カード(NL)で決済し、保有残高が300万円ある場合は月間約277ポイント貯まる。(投資信託の保有によるポイント還元率が0.05%の場合)

一方で三菱UFJ銀行で同じ条件で運用した場合、SBI証券で運用する約半分の140ポイントしか貯まらない。

銀行ではクレカ積立に対応しておらず、投資信託の保有によるポイント還元制度も充実していないため、新NISAでポイントを獲得しながらお得に投資をしたい方は証券会社(ネット証券)を選ぼう。

証券会社の方が財産保護の保証が手厚い

財産保護が保証されている点も、新NISAは証券会社で始めるべきといえる理由の一つだ。

証券会社に預けている資産は、金融商品取引法によって「分別管理」が義務付けられている。

分別管理とは、証券会社が顧客から預かった財産と証券会社自身の財産を分けて管理することだ。これによって、万が一証券会社が経営破綻したとしても預けた資産は全額が保護され返ってくる

証券会社の分別保管を前提とすれば、仮にその証券会社が破綻しても、顧客から預かった財産は顧客に返還されることになります。

引用:金融庁

銀行の場合は購入した投資信託については全て保護されるが、預けているお金は預金保険制度により、預金者1人当たり金融機関ごとに元本1,000万円とその利息分までしか保護してもらえない。したがって、財産保護の観点でも新NISAは証券会社で始めるのがおすすめだ

一般預金等でも元本1,000万円を超える部分及び保険対象外の預金等については、払戻しができません。

新NISAを銀行で始めてしまった場合は?

もし新NISAを既に銀行で始めてしまった場合は、現状のサービスに満足していなければ証券会社に変更するのが良いだろう。証券会社の中でも特にサービスが充実しており、手数料が安い「ネット証券」に乗り換えるのがおすすめだ。

ただし、新NISAの金融機関変更の受付期間は以下の通り決まっているため注意が必要だ。

■新NISAの金融機関変更のタイミングと新口座の開設時期
今年の非課税投資枠 の買付有無 金融機関変更のタイミング 新口座 開設時期
買付した 10月~12月 翌年
買付していない 1月~9月 今年
買付していない 10月~12月 翌年
新NISAの金融機関変更のタイミング

今年に入って一度でも商品を新たに買付した場合は、新しい口座の開設は翌年からとなる。上記のタイミングを把握した上で、銀行から証券会社への移行は以下の手順で進めよう。

①証券会社で口座を開設する

新NISA口座を開設するには、証券会社で総合口座の開設を行っておく必要がある。そのため、まず最初に証券会社の公式サイトから口座開設の申し込みをしよう

銀行で始めてしまったことを後悔している方は、新NISA口座の変更先の金融機関を次のように選ぼう。

【後悔別】証券会社の選び方
  • 株やETFにも投資したいのに銀行は取り扱っていない...→成長投資枠がおすすめの証券会社を選ぶ
  • もっと多様な(あるいはコストが安い)投資信託を積立したい...→つみたて投資枠がおすすめの証券会社を選ぶ
  • クレカ積立でお得に積立をしたいのに銀行は対応していない...→クレカ積立におすすめの証券会社で口座開設をしよう

②現在のNISA口座を廃止する

続いて、現在利用している銀行のNISA口座を廃止しよう。NISA口座を廃止するための解約方法は、銀行毎に異なる。例えば三菱UFJ銀行の場合は必要書類を持参して、店頭窓口で手続きをする必要がある。

三菱UFJ銀行のNISA口座を廃止する際の必要書類

  1. 通帳またはキャッシュカード
  2. 投資信託口座のお届出印
  3. 本人確認書類
  4. 個人番号(マイナンバー)確認書類(※)
※取引内容により、個人番号(マイナンバー)確認書類が必要な場合がある

廃止が完了すると、「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」が銀行より発行される。

③ 変更先の金融機関に書類を提出する

続いて変更先の金融機関のNISA口座を申し込もう。申し込み後、NISA口座申込書が届く。

NISA口座
画像引用:楽天証券

届いた申込書に必要な情報を記入したら、廃止先の金融機関から発行された「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」と一緒に返送しよう。書類は金融機関と税務署で審査され、問題なければ新NISA口座への移行は完了だ。

新NISAに関するよくある質問

新NISAの証券会社を分けることはできるか?
新NISAの証券会社を分けることはできない。新NISAの口座は一人につき一つの金融機関でしか開設ができない仕組みとなっているからだ。2つ以上の証券会社に申し込んでしまった場合は、先に税務署で処理された方でNISA口座が開設される。
新NISAは銀行と証券会社のどっちがおすすめか?
新NISAは証券会社で始めるのがおすすめだ。なぜなら、銀行はお金の保管や貸し出しに強みを持つ金融機関であるため、証券会社と比較して取り扱い商品数が少なく、クレカ決済・ポイント還元のサービスが使えない場合があるといったデメリットがあるからだ。
新NISAの証券会社を変更するデメリットは何か?
新NISAの証券会社を変更するデメリットとして、証券会社変更前の保有商品を移管できない点や、変更期間に制限がある点が挙げられる。
現在利用している口座で保有している商品は、そのまま変更前の口座で持ち続けるか売却する必要がある。そのまま持ち続ける場合は、管理する口座が増え手間になる点もデメリットだ。
また新NISAの証券会社の変更は、変更を希望する年の前年10月1日から、当年の9月30日までに手続きを完了する必要がある。いつでもすぐに変更できるわけではないので注意しよう。