モグロース博士 経済を深堀りして、ハッキリさせることがスキ。
聴覚が発達し、耳より情報をつかむことが得意。
夢は徳川埋蔵金を掘り当てること。 の回答
ハッキリ言って、銀行に預けておきたいお金が多いなら金利が高い「SBI新生銀行」。頻繁に取引するならSBI証券に自動入金しやすい「住信SBIネット銀行」だね!
SBI新生銀行と住信SBIネット銀行の違いは以下の通りだ。
SBI新生銀行 | 住信SBI ネット銀行 |
|
---|---|---|
口座連携 サービス名称 |
SBI新生コネクト | SBIハイブリッド預金 |
SBI証券の 買付余力(※1) への反映 |
× | ○ |
SBI証券への 自動入金の 対象商品 |
投資信託 (積立のみ) |
国内株式・国内ETF・投資信託・債券など |
普通預金金利(※2) | 年0.30% | 年0.11% |
他行宛て 振込手数料 無料回数 |
月10回 | 月1〜20回 スマプロランク(※4)による |
提携コンビニ ATMの入出金 手数料無料回数 |
何回でも無料(※3) | 月2〜20回 スマプロランク(※4)による |
定額自動振替 | × | ○ |
定額自動入金 | × | ○ |
定額自動振込 | × | ○ |
SBI証券の口座と連携できる銀行は1つだけだ。どちらの銀行が自分に合っているか、特徴や詳細な違いをもとに判断してみよう。
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目次
SBI新生銀行と住信SBIネット銀行はどちらがおすすめ?
SBI新生銀行と住信SBIネット銀行のどちらがおすすめかは、投資スタイルや口座の利用目的によって異なる。
SBI新生銀行がおすすめの人
- 銀行に預けておく金額が高い人
- コンビニでの入出金が多い人
- 他行宛ての振り込みが多い人
SBI新生銀行では、SBI証券との口座連携サービス「SBI新生コネクト」を設定した場合、普通預金に対して住信SBIネット銀行よりも高い「年0.30%」の金利が適用される。そのため、SBI証券で取引するための資産以外にも預金をしておきたい人には向いているだろう。
また、SBI新生コネクトを申し込んだ場合、提携コンビニATMでの入出金手数料が無料になる回数も基本的には無制限だ。SBI新生銀行の「ステップアッププログラム」にて自動的にダイヤモンドステージの対象者となるためである。
提携ATMや手数料の詳細は以下の通りだ。一部、ゆうちょ銀行などについては出金手数料が1回110円(税込み)かかること、入金については取り扱いのない金融機関もあることには注意しておこう。
さらにSBI新生銀行は、他行宛ての振込手数料が月10回まで無料だ。月ごとの商品・サービスの利用状況によって無料回数が決まっている住信SBIネット銀行よりも、ルールが単純で便利である。
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住信SBIネット銀行がおすすめの人
- 株や投資信託の取引頻度が高い人
- 生活資金と投資資金を分けたい人
- 家計管理を自動化したい人
住信SBIネット銀行は、銀行口座(SBIハイブリッド預金)の残高がSBI証券の口座に自動反映されるのが大きな特徴だ。資金移動の手間を省けるので、取引の頻度が高い人にとっては特に使い勝手が良いだろう。
また、SBIハイブリッド預金は代表口座や他の目的別口座と分けて管理できるので、生活費や貯金を投資に使ってしまう心配もほとんどない。
さらに、定額自動振込や定額自動振替といった資金移動の機能も充実しているため、投資に限らず家計管理を自動化したい人におすすめだ。
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SBI新生銀行と住信SBIネット銀行の違いをわかりやすく解説
SBI新生銀行と住信SBIネット銀行の違いやそれぞれの銀行がおすすめの人はすでに説明したとおりだが、改めて整理すると、以下3点で大きな違いがある。
- SBI証券との口座連携の仕組み
- 金利や手数料
- 資金移動サービス
SBI証券との口座連携の仕組み
SBI新生銀行と住信SBIネット銀行は、SBI証券の買付余力への反映有無や、SBI証券への自動入金の対象商品が異なる。
SBI新生銀行 | 住信SBI ネット銀行 |
|
---|---|---|
口座連携 サービス |
SBI新生コネクト | SBIハイブリッド預金 |
SBI証券の 買付余力への 反映 |
× | ○ |
SBI証券への 自動入金の 対象商品 |
投資信託 (積立のみ) |
国内株式・国内ETF・投資信託・債券など |
SBIハイブリッド預金の残高は、SBI証券の買付余力(商品を買い付けできる上限額)に即時反映される。例えば、SBI証券の口座に残高が全くなくても、SBIハイブリッド預金の残高が100万円あれば、100万円までは株式や投資信託を購入できるのだ。
一方、SBI新生コネクトの場合、口座残高は買付余力に反映されない。投資信託積立で設定した金額がSBI証券口座に自動入金される仕組みはあるが、株式の購入や投資信託のスポット購入などには使えないので注意しよう。
金利や手数料
住信SBIネット銀行と比較すると、SBI新生銀行の方が普通預金金利、定期預金金利ともに優れている。他行宛て振込手数料や提携金融機関ATMの入出金手数料については、住信SBIネット銀行の場合はスマプロランクによるため単純な比較は難しい。
SBI新生銀行 | 住信SBI ネット銀行 |
|
---|---|---|
普通預金金利 (※1) |
年0.30% | 年0.11% |
定期預金金利 (※2) |
1カ月:0.25% 1年:0.26% 5年:0.50%(※3) |
1カ月:0.125% 1年:0.125% 5年:0.40% |
他行宛て振込手数料の無料回数 | 月10回 | 月1〜20回 スマプロランクによる |
提携金融機関ATMの入出金手数料 | 何回でも無料 一部銀行(※4)は税込み110円 |
月2〜20回 スマプロランクによる |
SBI新生銀行には、ステージアップによってさまざまな優遇サービスを受けられる「ステップアッププログラム」がある。
通常、このようなサービスはランクアップの条件を満たすのが厳しいことも多い。しかし、SBI新生銀行ではSBI新生コネクトの設定だけで、翌々月の1日からダイヤモンドステージになる。そのため、預金金利や手数料の面で大きな優遇を受けられるのだ。
住信SBIネット銀行にも「スマートプログラム」と呼ばれる同様のサービスがある。しかし、SBI新生銀行に比べるとランクアップの条件は厳しい。
例えばランク3の場合、他行宛て振込手数料の無料回数は月10回になるが、上記画像の「条件A」にあたる、総額金額残高月末300万円以上あるいは住宅ローンの契約などが必要になる。また、スマプロランクを上げたとしてもSBIハイブリッド預金の金利は年0.11%(2024年11月2日現在)以上にはならない。
投資に使っていない待機資金を有効活用したい場合や、日々の取引における手数料を削減したい場合は、SBI新生銀行がおすすめだ。
ハッキリ言って、スマプロランクの条件が複数あるだけでも頭が混乱するから、金利と手数料だけならSBI新生銀行が圧勝だね!
資金移動サービス
口座内や他口座との資金移動サービスについては、住信SBIネット銀行が優れている。SBI新生銀行には定額自動振替や定額自動入金などのサービスはない。
SBI新生銀行 | 住信SBI ネット銀行 |
|
---|---|---|
定額自動振替 | × | ○ |
定額自動入金 | × | ○ |
定額自動振込 | × | ○ |
定額自動振替は、金額やタイミングを指定して、代表口座から目的別口座やSBIハイブリッド預金に自動で振り替えるサービスだ。SBIハイブリッド預金への自動振替を設定しておけば、投資資金の入金を自動化できる。
定額自動入金は、指定した金額を他行の口座から住信SBIネット銀行に自動入金できるサービスだ。メイン口座が住信SBIネット銀行以外の場合は、定額自動入金を利用して、投資資金を毎月引き落とせる。
定額自動振込は、指定した振込先に毎月または毎週送金ができるサービスだ。最大10件まで振込先を登録できるので、定期的な支払いが多い人にとっては便利なサービスだろう。
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(イラスト=マンガデザイナーズラボ)