
ウィブル証券(Webull)は、米国発のフィンテック企業が運営するネット証券だ。米国株取引を中心としたサービスを展開しており、世界で2,500万人以上が利用する投資アプリを提供している(2025年12月時点)。
しかしSBI証券や楽天証券などの国内大手ネット証券会社と比較すると、日本での知名度はまだ低く、「ウィブル証券は怪しいのではないか」「本当に安全なのか」といった疑問を持つ人も少なくない。
本記事では、ウィブル証券の評判・口コミを調査し、メリット・デメリットや基本情報、キャンペーン情報について徹底解説する。
ウィブル証券が自分の投資スタイルに合っているか、本記事で確認してほしい。
- 米国株・ETFの取扱銘柄が豊富(7,000銘柄以上)
- 取引手数料が業界最安水準(0.20%)
- スマホアプリの操作性・分析機能が充実
- 1米ドルから取引可能(少額投資OK)
- オプション取引に対応
- 24時間取引(プレ・アフターマーケット、夜間)に対応
- Moneybull(総合口座の米ドルが自動で運用されるサービス)が魅力
- NISA口座に非対応
- 出金に手数料がかかる
- 投資信託の取り扱いがない
目次
ウィブル証券の基本情報|「怪しい」という検索ワードは本当?
ウィブル証券は、米国発のフィンテック企業Webull Corporationの日本法人である。ここでは、ウィブル証券の基本情報と「怪しい」という検索ワードが見られる理由について解説する。
ウィブル証券の会社概要・金融庁登録情報

ウィブル証券株式会社は、2023年4月に日本で米国株オンライン取引サービスを開始した証券会社だ。
ウィブル証券は、1948年設立の山源証券の流れを汲むマディソン証券を、Webullグループが2021年12月に買収したことで誕生した企業である。
| 会社名 | ウィブル証券株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1948年3月(2022年4月に現商号へ変更) |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第48号 |
| 加入協会 | 日本証券業協会 |
| 親会社 | Webull Corporation(米国) |
| 世界ユーザー数 | 2,500万人以上 |
| 展開国 | 世界14ヵ国以上 |
| 取扱商品 | 国内株式、米国株式、ETF・ETN、米国株オプション |
出典:ウィブル証券公式サイト
親会社のWebull Corporationは米国フロリダに本社を置き、世界14カ国以上でサービスを展開するグローバル企業だ。アプリは全世界で2,500万人以上のユーザー数を突破しており、米国では知名度の高いフィンテック企業として認知されている。
ウィブル証券が「怪しい」と検索されてしまう背景とは
上記のように、ウィブル証券はグローバルにサービスを展開しているネット証券だ。にもかかわらず、ウィブル証券が「怪しい」という単語とともに検索される主な背景は、以下の2点である。
- 海外発のサービスである:米国発のサービスであり、日本の老舗証券会社と比べて馴染みがない
- 日本での認知度がまだ低い:日本参入が2023年と比較的新しく、知名度が十分に広まっていない
しかし、これらの背景がサービスの安全性そのものに直接影響するわけではない。ウィブル証券は、国内の他の証券会社と同様、日本の法律(金融商品取引法)に基づき、顧客から預かった資産を自社の資産とは明確に分けて管理する分別管理を徹底している。
ウィブル証券は日本投資者保護基金に加入しているので、仮に分別管理に不備があり、顧客資産の返還が困難になった場合でも、一人当たり1,000万円まで補償される。
このように、ウィブル証券の法的な資産保全の仕組みは、国内ネット証券と同等の水準で整えられている。
良い評判からわかるウィブル証券のメリット7選
ウィブル証券に関する口コミや評判を調査した結果、ウィブル証券には以下7つのメリットがあることがわかった。
①米国株・ETFの取扱銘柄が豊富
ウィブル証券は、米国株・ETF合わせて7,000銘柄以上を取り扱っている。NYSE(ニューヨーク証券取引所)やNASDAQに上場する主要銘柄はほぼ網羅されており、中小型株やADR(米国預託証券)にも対応している。
ETFについても、S&P500連動型やNASDAQ100連動型といった主要インデックス連動型はもちろん、高配当ETFやセクター別ETFなど幅広いラインナップだ。国内大手ネット証券と比較しても豊富な取扱銘柄数といえる。
| 証券会社 | 米国株取扱銘柄数※ |
|---|---|
| ウィブル証券 | 約7,000銘柄 |
| SBI証券 | 約5,190銘柄 |
| 楽天証券 | 約5,300銘柄 |
| マネックス証券 | 約5,000銘柄 |
※個別株式・ADR・ETFの合計
出典:各社公式サイト
②米国株取引手数料が業界最安水準
ウィブル証券の米国株取引手数料は、約定代金の0.20%(税込0.22%)と業界最安水準である。国内大手ネット証券の米国株手数料(税込0.495%程度)と比較すると半額以下の水準だ。
手数料が他の証券会社と比べて安いので、頻繁に取引する人には向いている。米国株メインでやるならウィブル証券が一番コスパ良い。引用:Google Playレビュー
さらに、2025年12月25日現在、ウィブル証券では口座開設から31日間は米国株の取引手数料が無料になるキャンペーンを実施している。手数料を重視する投資家にとっては、大きなメリットだ。
| 証券会社 | 取引手数料(税込) |
|---|---|
| ウィブル証券 | 0.220% |
| SBI証券 | 0.495% |
| 楽天証券 | 0.495% |
| マネックス証券 | 0.495% |
出典:各社公式サイト
③1米ドルから取引可能
| 米国株の人気銘柄 | シンボル | 株価 | 最低購入金額 |
|---|---|---|---|
| アップル | AAPL | 34,821円 | |
| AT&T | T | 4,394円 | |
| マイクロソフト | MSFT | 76,004円 | |
| テスラ | TSLA | 50,081円 | |
| コカ・コーラ | KO | 10,349円 | |
| アマゾン・ドットコム | AMZN | 34,350円 | |
| エヌビディア | NVDA | 26,127円 | |
| ジョンソン・エンド・ジョンソン | JNJ | 26,576円 |
ウィブル証券では、米国株を金額指定で購入可能だ(※)。通常、米国株は1株単位での取引が基本だが、ウィブル証券なら株数単位だけではなく金額指定で、1米ドル(2025年12月現在約150円)から投資を始められる。
たとえば、Amazon(AMZN)やNVIDIA(NVDA)といった1株単位の価格が高い人気銘柄でも、「10米ドル分だけ買う」といった柔軟な買い方ができる。投資に回す資金が少額でも、複数の米国株銘柄に分散投資がしやすいのは大きなメリットだ。
④Moneybull(外貨建てMMF)で余剰資金を運用できる

Moneybullとは、ウィブル証券の総合口座内の待機資金(米ドル)が自動で運用されるサービスである。
米国株やETFに投資する際、日本円を米ドルに替えたあと、買い時を待つあいだ、投資資金は待機資金となってしまいがちだ。Moneybullなら、その待機中の米ドルを自動で運用できる。
2025年4月時点の月間平均年換算利回りは3.84%(※)となっている。
日本円から米ドルに両替しMoneybullに充当した資金は、手続きなしで米国株・ETFの購入に充てることが可能だ。売却代金や配当金も自動でMoneybullへ充当されるため、資金管理の手間をかけずにお金を働かせ続けられる点は大きなメリットといえる。
⑤米国株のオプション取引に対応

オプション取引とは、将来の一定期日に、特定の価格で株式を売買する権利を取引するものだ。リスクヘッジや収益機会の拡大など、様々な投資戦略に活用できる。オプション戦略を活用したい中上級者にとっては、大きなメリットとなる。
- 保有株のリスクヘッジが可能
- 少額の資金で大きなリターンを狙える
- 相場下落時でも利益を得られる
- カバードコール戦略で保有株からインカム収入を得られる
ウィブル証券は、米国株のオプション取引に対応している。SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では米国株のオプション取引を取り扱っていないため、ウィブル証券は数少ない選択肢の一つだ。
⑥スマホアプリの操作性・分析機能が充実
ウィブル証券のスマホアプリは、高機能なチャート分析ツールと直感的な操作性を兼ね備えている。50種類以上のテクニカル指標やリアルタイムの板情報(気配値)を無料で確認でき、デモトレード機能も搭載されている。実際の資金を使わずに練習できるのは安心だ。
- 多機能チャート(50種類以上のテクニカル指標)
- リアルタイム板情報
- スクリーナー機能(銘柄検索)
- 業種別ヒートマップ
- 決算レポート
- デモトレード機能
- TradingView連携
チャートツールとして世界中で1億人(2025年3月時点)のトレーダーに愛用されているTradingView(トレーディングビュー)との連携も魅力だ。

App StoreやGoogle Playでも高評価を得ており、「使いやすい」という口コミが多く見られる。
TradingViewから株の取引ができるようになったのは本当にありがたい。日本の老舗証券会社はもっとウィブル証券みたいにがんばってくれ。引用:App Storeレビュー
ウィブル証券ってアプリ見てみると板情報とかも見やすいし、これはなかなかいいかもしれないな。引用:App Storeレビュー
⑦24時間取引(プレ・アフターマーケット、夜間)に対応

ウィブル証券は、米国市場の24時間取引(プレマーケット・アフターマーケット)に対応している。通常の立会時間は日本時間の23:30〜翌6:00(夏時間は22:30〜翌5:00)だが、24時間取引により取引可能時間が大幅に拡大される。
米国企業の決算発表は、市場の立会時間外に行われることが多い。24時間取引に対応していれば、決算発表直後の値動きにも対応できるため、投資機会を逃さない点で大きなアドバンテージとなる。
悪い評判からわかるウィブル証券のデメリット3選
メリットが多い一方で、ウィブル証券には以下のようなデメリットも存在する。口コミや評判から分かったポイントを3点解説する。
①NISA口座に非対応
ウィブル証券は、NISA口座に対応していない。2025年12月現在、ウィブル証券で開設できるのは「特定口座」と「一般口座」のみであり、NISA口座は開設できない。
アプリは使いやすいけど、NISA対応してないのが残念。NISAを使いたいなら他の証券会社との併用が必要。引用:Google Playレビュー
NISA口座を利用する場合は、ウィブル証券以外の証券会社でNISA口座を開設し、まずは非課税枠を優先して活用するのがおすすめだ。そして、NISAの年間投資枠を使い切ったあとの資金や、NISAでの取引に対応していない商品については、ウィブル証券の課税口座を使って取引すると、投資の幅を分けて効率的に運用できる。
②出金に手数料がかかる
ウィブル証券は、出金時に振込手数料(数百円程度)が発生する。
| 三菱UFJ銀行への振込 | 110円 |
|---|---|
| それ以外の銀行へ3万円未満の振込 | 330円 |
| それ以外の銀行へ3万円以上の振込 | 440円 |
2025年12月現在、口座資産が100万円以上あれば、出金手数料が月5回までキャッシュバックされるキャンペーンを実施している。ただし、まとまった資金がない場合には出金手数料がかかるため注意しよう。

かつては「入金時に振込手数料がかかる」という点もネックとされていたが、現在は提携金融機関(住信SBIネット銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行など)からのクイック入金に対応し、手数料無料での即時入金が可能になった。
③一般的な国内の投資信託の取り扱いがない
ウィブル証券では、一般的な国内の投資信託の取り扱いがない。投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を、専門家がまとめて運用する金融商品だ。

ウィブル証券は米国株・ETF・オプション取引に特化したサービス設計となっているため、eMAXIS Slimシリーズのような国内の人気投資信託を購入することはできない。
投資信託による積立投資や、クレジットカードでの投資信託の積立投資(クレカ積立)を希望する場合は、別の証券会社を利用する必要がある。米国株取引に特化したい投資家には適しているが、投資信託も含めた総合的な資産運用をしたい場合は注意が必要だ。
ウィブル証券の評判からわかる「おすすめな人・やめた方がいい人」
ここまで解説したメリット・デメリットをふまえて、ウィブル証券がおすすめな人・やめた方がいい人を整理する。
ウィブル証券がおすすめな人
ウィブル証券は、米国株を本格的に取引したい投資中級者~上級者に向いている。米国株やETFの取扱銘柄が非常に豊富で、1株どころか、1米ドルから取引できるため、少額から米国株式に投資可能だ。
また、取引手数料は業界最安水準で、頻繁に売買を行う人ほどコスト面の恩恵を受けやすいのが特徴だ。
加えて、チャート分析や企業データの表示など、スマホアプリの機能も充実しており、テクニカル分析を行いながら本格的に取引したい人にも適している。
- 米国株・ETFを本格的に取引したい人
- 取引コストをできるだけ抑えたい人
- 分析ツールやスマホアプリの使いやすさを重視する人
ウィブル証券の利用が向いていない人
ウィブル証券はNISA口座に対応していないため、非課税で資産形成をしたい人には向いていない。また、出金に手数料がかかる点も、頻繁に出金を行う人にとっては、コスト面で不便に感じやすい。
さらに、投資信託の取り扱いがないため、積立投資や長期の安定運用を目的とする人は、NISA口座に対応し、かつ投資信託が充実している国内証券会社のほうが使いやすいだろう。
- NISAを使って非課税で運用したい人
- 取引回数が多く、頻繁に出金手続きを行う人
- 投資信託でコツコツ積立をしたい人
ウィブル証券での口座開設方法と注意点
ウィブル証券での口座開設は、スマートフォンで完結する。署名や捺印、書類の郵送は不要だ。
申し込み手続き自体は最短5分で完了し、問題なく進めば最短即日で口座が開設される場合がある。
現在の口座開設フローでは、マイナンバーカード以外に、運転免許証や在留カードも本人確認書類として提出可能だ。ただし、法律により、証券口座を開設する際にはマイナンバー(個人番号)の提出が求められる。その他の本人確認書類で手続きを行う場合にも、手元に用意しておくとよいだろう

口座開設は以下の5ステップで完了する。
- スマホアプリのダウンロード
スマホアプリまたはWebサイトの「口座開設」ボタンをタップし、携帯電話番号を登録する。
- 個人情報の入力・同時開設の選択
氏名・住所・職業などの個人情報を入力する。この際、「源泉徴収のあり・なし(特定口座)」や、「米国株オプション口座」の同時開設もあわせて選択できる。※
- 本人確認書類の提出
マイナンバーカード等の本人確認書類を撮影してアップロードする。
- 審査完了通知
ウィブル証券側での審査が行われ、問題なければ最短即日で「口座開設完了」の通知が届く。
- 取引パスワードの設定
スマホアプリを開き、取引に使用するパスワードを設定すれば、すぐに取引を開始できる。
口座開設の審査は最短即日で完了するが、以下の点には注意しよう。
- 土日・祝日は審査が進まない
- 本人確認書類に不備があると審査に時間がかかる
- 混雑時期(キャンペーン開始直後など)は審査に時間がかかる場合がある
ウィブル証券の評判に関するよくある質問
- ウィブル証券で日本株は取引できる?
- ウィブル証券では日本株(国内株式)も取引可能だ。ただし、サービスの主力は米国株取引であり、日本株の取扱銘柄数は国内大手証券と比較すると限定的である。日本株をメインで取引したい場合は国内大手証券、米国株はウィブル証券と使い分けるのが効率的だろう。
- ウィブル証券の最低入金額はいくら?
- ウィブル証券に最低入金額の設定はない。口座開設自体は0円で可能だ。ただし、現物株式の取引を行うには購入したい銘柄の株価以上の資金が必要となる。 ウィブル証券は米国株の端株(1株未満)取引に対応しているため、最低1米ドルから投資をスタートできる。
- ウィブル証券で配当金は受け取れる?
- ウィブル証券で配当金は受け取り可能だ。保有する米国株の配当金は、口座内に米ドルとして入金される。配当金は通常、米国で10%の源泉徴収(日米租税条約適用後)が行われた後に入金される。受け取った配当金はMoneybullへ自動充当され、再投資にも活用可能だ。
- ウィブル証券は確定申告が必要?
- 口座開設時に特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば、国内での税金の申告と納税の手続きは証券会社が代行するため、原則として確定申告は不要だ。ただし、米国株の配当金にかかる二重課税(米国10%+日本20.315%)を取り戻すための外国税額控除を受ける場合や、他社口座との損益通算を行う場合は、確定申告が必要となる。申告しないと税制上不利になるケースがあるため注意が必要だ。
- ウィブル証券の口座は解約できる?
- ウィブル証券の口座は解約可能で、 解約手数料もかからない。 ただし、解約するには口座内の資産(現金・株式)がゼロであることに加え、最終取引から120日が経過していることという条件がある。直近で取引をした場合はすぐに解約できない点に注意が必要だ。なお、特定口座を解約した場合、翌年の1月1日までは再び特定口座を開設することはできず、一般口座のみとなるため慎重に判断してほしい。
【投資にかかる手数料等およびリスクについて】
ウィブル証券株式会社 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第48号 加入協会:日本証券業協会
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