話を挟むタイミングがわからない

ハ行言葉を前振りにしてペースを合わせよう!

これはいわゆる「コミュ障タイプ」の人にはあるあるのことだと思います。場の空気に入っていけなかったり、自分が言った一言への周りの反応を恐れます。このときの対処法として「ペーシング」が使えます。「ペーシング」とはカウンセリングスキルの一つで、相手とペースやテンションを合わせることで対話をスムーズにするものです。それが合っていないと、何を言っても空回りしかねません。だから、まるでカウンセラーにでもなったかのように、会話の合間合間で「へー」「ふーん」「ほぉ」といったハ行言葉を実際につぶやいたり、あるいは「うんうん」とうなずいて、ペースを合わせてから言うと、話しやすくなるでしょう。

相手のしぐさや行動とシンクロする
ミラーリング効果

相手のしぐさ、行動に同調することで、相手も自分も親近感や好意を抱きやすくなります。相手が行う、「腕を組む」「髪を触る」「うなずく」などの動作を意図的に真似すると、相手と自分という分離した意識から解放されていき、徐々に緊張がゆるんできます。カウンセラーである著者もクライアントとの緊張を解くためによく使う方法です。気づかれないようさりげなく、やりすぎには注意。

【マンガ】みんなの話が盛り上がっているとき、話を挟むタイミングがわからない
出所=『緊張やわらぎメソッド』(小学館クリエイティブ)

プレゼン中に話していたら、喉が詰まって声が出なくなった

佐藤健陽・加藤隆行『緊張やわらぎメソッド』(小学館クリエイティブ)
佐藤健陽・加藤隆行『緊張やわらぎメソッド』(小学館クリエイティブ)
状況ではなく、役割や目的を意識しよう

大勢が見ている場でのプレゼンは、緊張しやすい人にとっての強敵。喉が詰まる仕組みとして、人間は過度に恐怖を感じると、リスクを減らすため無意識に生命機能をシャットダウンさせます。呼吸も血流も最低限の活動になって気道が狭くなり、喉が詰まります。この状態から回復するには一定の時間を要するため、そこに即効性のある方法を求めることは非生産的。それであれば、喉の詰まりの改善に取り組むのではなく、求められている自分の役割や目的に集中しましょう。プレゼンで伝えるべきこと、話の展開の仕方などに集中。意識のベクトルを、自分の状態ではなく、この先の状況に向けると緊張は自然とゆるんでいきます。