肉を食べて悲しみを吹き飛ばす
検査をし、異常値を示した項目があると、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満症とすぐに病名がついてしまうことでしょう。そして、コレステロールを下げろと、医者は指示してきます。でも、実際はコレステロールを下げる害のほうがずっと大きいのです。特に今回考えている喪失やうつ病の観点から見ると、余計に害になります。
コレステロールは脳にセロトニンという幸せホルモンを運ぶ働きがあるので、少なくしてしまうと、脳にセロトニンがうまく届かなくなるのです。セロトニンが不足してくると、不安が強くなり、気分が落ち込み、イライラしてきます。次第に感情が不安定になってくることが分かっているのです。これはまずい。うつ病を悪化させるだけです。
大切な人を亡くして、落ち込むのは仕方のないことです。食欲なんてわかないし、ましてや肉など食べる気にもならない。ごもっともだとは思うのですが、そんなときこそ勇気を出して、肉を食べてください。コレステロールたっぷりの肉を食べないことには、脳内のセロトニンは増えません。コレステロールは脳にセロトニンを運んでくれるのです。肉が難しいというなら、コレステロール目当てに牛乳やアイスクリームをとるのでもいいでしょう。
栄養は摂らない、動かない、日に当たらないなどという日々を過ごしていたら、うつにはなるし、免疫力も下がるのは当たり前なのです。
ひとり飲みにハマらない
寂しさを紛らわすために、何かにハマる人も多いことでしょう。それも度が過ぎると病気の範疇に入ってしまいます。中でも害があるのがアルコールです。お酒を飲むと楽になるからといって、ひとり飲みにハマるのは一番危険です。止めどもなくなります。
お酒の問題の根底には、日本のシステムがあることもお伝えしておきます。日本以外の国は23時を過ぎるとお酒が買えなくなることが多いのです。そんな中、堂々と24時間お酒が買えてしまうという日本は、異常だといえます。日本の国というのは、本当に人の命を犠牲にしても商売が儲かればいいやというところがありますね。
金儲けのためだったら、WHO(世界保健機関)がさんざんやめろといっているアルコールのCMもやり続ける。おかしなことです。これでは、ひとり飲みも自殺も増やして喜んでいるようにしか思えません。