第3号被保険者の数は30年で半減
実際に会社員の配偶者の第3号被保険者の数は1995年の1220万人をピークに減り続け、2024年は約676万人に減少している。しかも女性が約663万人と圧倒的に多い(2024年度「厚生年金保険・国民年金事業月報・速報」)。また、女性の第3号被保険者の年代別の割合では、40~44歳が30.3%と最も多く、35歳以上の女性の3割前後が3号被保険者となっている(2022年)。
経済団体も連合も足並みがそろった
こうした中、年金制度改革を契機に制度の廃止に向けた提言が労働組合や経済界から相次いで出されている。すでに労働組合の中央組織である連合は、2023年10月に第3号被保険者の段階的廃止の方針を打ち出している。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能