面接慣れしている人には意表を突いた質問を

面接慣れしすぎている応募者は、一定数います。慣れていない中小零細企業の面接官の一枚も二枚も上を行くでしょう。とはいえ、面接でうまく話せるからと言って、自社に合うとは限りません。

面接慣れしている人は、一般的には定番質問の回答に慣れています。噺家はなしかレベルにアドリブが効く人は別として、想定外へのアドリブ力を測る質問が有効です。

OK!
①「あなたが当社の社長になったとします。まず何に取り組みますか?」
②「快晴時の空って、何で青いのでしょうね?」
③「面接慣れしていますよね?」
④「自分の意見をしっかり話せる人ですね。その分、敵も多いのでは?」
⑤「ここまでの面接を振り返って、10段階評価で自己採点してください」

①自己PRや長所・短所、志望動機といった定番質問ではなく、こうした漠然とした質問は効果的。「私ならこうする!」が、自社の方向性とマッチするなら、高評価につながっていくでしょう。

②仕事とはまったく関係のない想定外の質問で、面接慣れと関係のない部分の人柄を見ます(科学的な正解を知っていたとしても評価ポイントではありません)。

③ズバリ聞いて反応を見ます。
「何事にもしっかり準備するタイプなので、そう感じていただけたのだと思います」といった回答なら、入社後の期待も高まり高評価につながっていくでしょう。

④こうした少しイヤミの混じった圧迫質問で反応を見るのもありでしょう。

⑤想定外&点数での自己評価と、面接慣れしていても有効に回答するのが難しい質問により、自社の見立てと本人の評価が過剰なのか過少なのかを選考材料とします。