1週間のすきま時間〈活用法〉
曜日ごとにきれいにする場所を決めておく
毎日、同じだけ情熱を傾けて片づけるというのは、なかなか難しいものです。曜日ごとに重点ポイントを決めておくと良いでしょう。いつものタスクに、曜日ごとにちょっと特別なタスクをプラスするようなイメージです。私は、ルーティンを忘れないように、月・火・水・木・金・土・日、とそれぞれの曜日にちなんだことをやるようにしています。
月曜日は「目線より上」
月曜日の月は、見上げるものなので、上の方の掃除、例えばシーリングライトの掃除をするとか、壁の埃を落とすとか、そういうことをメインにやるようにしています。
火曜日は「火を使う場所」
火を使うところの掃除をします。ガスコンロとか五徳のお手入れ、換気扇の油汚れを落とすなど、キッチンを中心に掃除します。
水曜日は「水回り」
水回りの掃除ということで、シンクを磨いたり、排水溝の掃除をしたりします。
木曜日は「木に関連する場所」
木を使ったところ、ということで床を磨きます。クイックルワイパーをかけるも良し、水拭きをするも良し。最近、我が家ではブラーバにお任せしていますが、ブラーバを必ず稼働させる日を木曜日に設定しました。
金曜日は「お財布」
意外と放っておかれがちなお財布の中を整理するようにしています。ついついためこんでしまう不要なレシートを捨てたり、クレジットカードの順番をきちんと整えたり、お札の向きを整えたりといったお金回りのことをきれいにしていきます。
土曜日は「土に関連する場所」
土に関係する場所の掃除をしています。バルコニーや玄関の掃除など、土に関連した場所の掃除をしっかりやっていきます。
日曜日は「予備日」
その週に手が回らなかったところを掃除していきます。こんなふうに曜日の漢字に結び付いた場所なので、忘れにくいですし、何より楽しいでしょう? 片づけにもそういう遊び心って絶対に大切なんです。習慣化するには、ある程度、考えないで機械的にできることを決めておいた方が良いです。気分に任せず、その日やるべきことをきちんとこなすことが、片づけをうまく回すコツです。
曜日とリセットする場所を関連づけると覚えやすい
「いつかまとめて片づけよう」と思っても、そんな日はなかなか訪れません。そこで、提案しているのが10分程度の「片づけ習慣」です。一度、部屋をきれいに片づければ、あとは短時間のリセットできれいをずっと維持できます。
1967年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、住宅メーカーのインテリアコーディネータとして従事。結婚し、20年専業主婦を経験したが離婚。その後はヨガスタジオの店長としてスタジオに通う多くの女性のさまざまな相談に応じる。2015年、得意の片づけを生かして起業。お片づけ習慣化講座「家庭力アッププロジェクト」修了生は全国で3000名を上回る。