新NISAで「隔月分配型」をどう選ぶか
ご自身の資産運用のニーズに「隔月分配型」が合致している場合において、投資商品を選ぶポイントを提示しておきます。
① 信託報酬はできる限り低いものを選ぶ
→手数料で損する可能性を減らす
② 信託報酬を差し引いてトータルリターンがプラスになっているものを選ぶ(数字が大きくプラスであるほどいい)
→手数料を支払っていても、大きく利益が出ているならOK。リストにある「リスク抑制世界8資産バランスファンド」「楽天・インカム戦略ポートフォリオ(奇数月決算型)」「楽天・インカム戦略ポートフォリオ(偶数月決算型)」は運用成績がマイナスになっているので手を出してはいけない商品だとすぐに分かるのですが、運用成績がプラスであっても、信託報酬を差し引くとマイナスになってしまう商品には手を出さないようにしましょう。
③ 純資産総額が50億円を超えているもの、月次資金流入超になっているもの
→新設されたばかりのファンドでない限り、純資産総額が少なくなると、投資信託の運用が途中で終わる「繰上償還」が行われる可能性が出てきます。運用損になっている状態の時に繰上償還になれば、その損失は強制的に実現することになります。特に、資金が流出している投資信託には要注意です。