1998年、大蔵省をめぐる接待汚職事件が起き、112人の職員が処分を受けた。元大和証券常務の恩田饒さんは「このうち長野厖士(あつし)証券局長は、処分を受けて大蔵省を退職。その後、弁護士に転じると高額所得者番付のトップ10入りするほどの成功を収めた。長野氏は『大蔵省からの去り方が、納得できるものではなかった』と話していた」という――。
※本稿は、恩田饒『実録 バブル金融秘史』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。
ノーパンしゃぶしゃぶ店から大蔵省幹部の名刺が出てきた
行政改革が打ち出され、大蔵省にもメスを入れるべきという議論がなされていた最中の1998(平成10)年に、あの事件が起こる。大蔵省接待汚職事件、というより「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」といったほうが通りがよいかもしれない。
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