怒りの後に訪れる風船がしぼむような虚しさ

最近、なんにも報われない。自分をすり減らして頑張っても、どこからも「ありがとう」の言葉ひとつ返ってこない。必要な人だと思われたくて、東奔西走していたら、いつの間にかそれが当たり前になっちゃった。どうしようかな、そろそろ転職しようかな。そのうち結婚もしたいし、子どもも欲しいしな。

嗚呼、やるせない。これは、前に勤めていた会社の後輩ちゃんから、ずいぶん前に聞いた話だ。こんなことがあったらさすがに凹む。いきなり凹むんじゃなくて、とことん腹が立ったあと、風船がしぼむように凹むタイプの出来事。なんのために働いているのだろうと、大きなため息がこぼれてしまうのも無理はない。

残酷なことに、仕事ってこういうことの繰り返しだったりする。頑張りを誰にも理解してもらえず、涙がにじんでくるようなことの。自分が、どこにも配られない役立たずのチラシみたいな気分になってくる。私にも何度も経験がある。

自分で自分をなぐさめる方法をいくつか持つ

こういうときは、自分のことをいつも以上に大切にしたほうがいい。感情が求めるものを、注意深く観察しよう。カラオケや、友達との弾丸トークで発散したいのか、それとも、傷ついた心にそっと毛布を掛けるように、癒やされたいのか。

壁にもたれて落ち込む女性
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フルコースだっていい。たとえば金曜の夜は女友達と焼肉で発散し、土曜日にスーパー銭湯やスパで癒やされて、日曜日は家で元気になる映画を観る。『ローラーガールズ・ダイアリー』なんかがオススメです。

本当は、元気になるまで誰かに丸ごとなぐさめてもらいたいところだけれど、話を聞いてもらったとしても、私の気持ちを完璧に理解してくれる人はいない。分散しようがなにしようが、どうしたって、受け止めてほしい気持ちは相手のキャパシティからあふれてしまうもの。

だから、自分で自分をなぐさめる方法をいくつか持っていよう。どうやったら自分が癒やされるのか、いろいろ実験してみよう。ベストなやり方が編み出せたら、次はもっとうまく凌げるはずだから。

今日もおつかれさまでした。