ついキツイ口調で叱ってしまったり、パワハラ恐怖症で言えずにいたりすることはありませんか。イマドキの若手部下が動く、エレガントで効果大な叱り方をお伝えします。
オフィスで働くアジアのビジネスウーマン
写真=iStock.com/itakayuki
※写真はイメージです

上手に叱る極意は、部下と仲良くなること

「新人を強く叱ったら翌日会社に来なくなった」と、管理職から相談を受けることがありますが、簡単に訴えられてしまう世の中、パワーハラスメントを危ぶみ部下をきちんと叱れないと悩む上司は少なくありません。とはいえ、仕事をしていれば叱らなくてはならない局面は必ずあるものです。部署としての高い目標があり、そのために部下を育てたいと考えている優秀な管理職ほど、大事な部下には間違いに気づいてほしいと思い、成長を願うものではないでしょうか。そのためにも管理職になったら、パワハラにならずに言いたいことが伝わり、むしろ部下をやる気にさせる「上手な叱り方」は必須スキル。コツを知っておいて損はありません。

叱る技術の向上は日頃の人間関係づくりから始まります。トップセールスの営業員が上司としても優秀だとは限りません。管理職は面倒見の良さが第一。評価されるチームのリーダーは部下に人間的な関心を持ち、よく見ているもの。部下を持ったら「この人たちは自分の仕事を支えてくれる大事な存在。一人一人を尊重しよう、仲良くしよう」という心持ちで行動することで、関係性は良くなるはずです。