メルセデス・ベンツの新型Cクラスが2021年6月に国内導入された。これまで4台のCクラスに乗り続けてきた交通コメンテーターの西村直人さんは「歴代Cクラスオーナーの1人として、今回の価格はCクラスの価格とは言えないのではないかと感じる」という――。
メルセデス・ベンツの新型Cクラス
筆者撮影
メルセデス・ベンツの新型Cクラス

扱いやすいボディサイズ、リーズナブルな価格

メルセデス・ベンツの主力モデルのひとつ、「Cクラス」「Cクラス・ステーションワゴン」がモデルチェンジを行った。2021年6月に国内導入された新型は通算6代目(車両型式名はセダンがW206、ワゴンがS206)。これまで通り、後輪駆動を主体に4輪駆動モデルもラインアップする。

メルセデス・ベンツでは現在、アルファベットと数字を組み合わせた車名を採用するが、今回紹介するCクラスの初代は1982年の「190」シリーズが該当する。190の車両型式がW201だったことから、その後継車種は現在に至るまでCクラスが担う。