はじめたい人&見直したい人の〈つみたてNISA〉活用講座

つみたてNISAをはじめる際に考えておきたいことを解説。すでにはじめている人は、制度改正を踏まえた見直しPointをチェックして。

いくら積み立てる?
投資していいお金はきっちり考える

つみたてNISAに回す額を決める際には、まず、図の3つを意識する。いつでも使えるお金を流動性資金として確保。また投資は長期が原則なので、数年以内に使う予定のお金は安全性資金とする。「それらを確保できたら、毎月の収入の一部をつみたてNISAに回します。月5万円を貯蓄に回している人なら、その一部をつみたてNISAにするなど、全体のバランスを考えて額を決めましょう」(井戸さん)

状況に応じて金額を変更する
どの金融機関を使う?

すでに投資をしている人は、利用している金融機関ではじめるのがラク。はじめての投資なら選択肢が広く、さまざまな投資ができるネット証券を選ぶのも合理的。店頭で仕組みなどを聞きたい人は、メインバンクも選択肢。

いつもの銀行、ネット証券それぞれのメリットデメリット
どんな商品を積み立てる?
どんな商品を積み立てる?

「つみたてNISAは長期で資産形成するための制度。株式に投資する投資信託を中心にしたいところです」(井戸さん)。複数のインデックス投信を選ぶこともできるので、国内外の株式に投資するインデックス投信を自分が考えた比率で組み合わせるのもいい。高成長を狙うなら新興国の株式も加えよう。

また手軽に投資したいなら、世界中の株式に1本で投資できるタイプが候補。株式だけでは怖いという場合は、株より値動きが抑えられる債券を組み込んだ、「バランス型」というタイプが選択肢になる。

つみたてNISAで投資できるインデックス投信の例