長期的視点で必要なお金を明確に
「老後のためにお金を貯めないと……」という漠然とした不安が常につきまとう人は、実は本当に老後に必要な金額が見えていない場合が多いです。自分のキャリアを歩み、稼ぎ力もあり、お金への意識の高いプレジデント ウーマン読者の皆さんの場合には、日々の食費や交通費などのちょっとした出費を気にするよりも、長期的視点で本当に必要なお金を明確に知ることが大事です。
では、なぜそれなのに家計簿をつけることが良いかというと、現在生活にかかっているお金を知らなければ、老後の生活にかかるお金も予測が立たず、やはりいくら貯めても不安になるから。年をとったからといって、すでに慣れてしまっている生活水準を急に落とすことは難しいのです。家計簿から、今後子どもが巣立った後やローン返済後に変化する出費の推測もできるでしょう。最近は、クレジットカードや電子マネーを登録しておけば自動的にデータを蓄積してくれる家計簿アプリもあるので、うまく活用を。
実際にご自分のライフプランシートを作成できるように、書き方を紹介していますので、ぜひ作ってみてください。漠然とした老後不安に対しても、具体的に数字にしていくことで地に足のついた準備ができるでしょう。