コロナ禍で市場の動向が予測しにくい今、リスクをコントロールしやすい投資といえば積み立てだ。節税効果も大きい2つの制度を最新の改正も含めて解説、すでにはじめた人もおさらいしよう。

積み立ては時期を選ばない。早くはじめる、が大事

積み立て投資は、「お金を増やす」資産形成の基本である。

ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんは、「つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)なら、長期・分散・積み立てにより、リスクを抑えて投資できます」と話す。コロナ禍で価格の動きが大きくなりがちだが、積み立て投資はなるべく早くはじめて投資元本を積み上げることが重要。そうすることで将来得られる成果を大きくできる。値下がりしてからはじめようとすれば、機会損失になりかねない。

いずれも制度変更や商品の追加などが行われ、これからはじめる人はもちろん、すでにはじめている人もより有利に見直せる可能性が高い。最新情報をしっかりおさらいしよう。

増やす、の王道は積み立て投資。節税しながら賢く資産をつくる
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