異動先でなじめない人が無意識のうちに口にしていること
「新しいところに移ったけれど、全くなじめなくて……」という悩みは、よく聞きます。なじめない理由は大きく2つ。自分に原因がある場合とまわりに原因がある場合です。
自分に原因がある人は、こだわりが強く、新しい部署でのアドバイスを素直に聞けていないことがあります。たとえば「一斉に休憩をとるのは、やめたほうがいいのではないでしょうか。前の部署では休憩時間をずらしてとっていました。そっちのほうが効率がいいです」など、前のやり方を捨てられないケース。「前の部署では……」と、新しい部署に入りたてのタイミングでそれを言ったらギスギスするだろう、ということを無意識のうちに口に出してしまっているんですね。
また「前よりレベルの低い部署に来た」「ここは仕事ができない人ばかり」などと、部署にランクをつけているケース。さすがにこうしたダイレクトな表現を使う人はあまりいませんが、言わないまでも態度に出ている人がいます。
どちらのケースも、せっかく新しいメンバーが仲良くしてくれようとしているのに、自分から壁をつくってなじめなくなっているのです。
雰囲気やノリが合わない場合も
まわりに原因がある場合は、単純にその部署のノリや雰囲気が合わないというケースが多いですね。
「年配の人が多くて自分だけ若いから、話が合わない」「みんなのテンションが高くて、自分はそうでもないのでついていけない」……、そういう声をよく聞きます。