時間ができれば可能な限りお客さまにご挨拶。それがビジネスチャンスにつながる

ホテル勤務は24時間体制ですから、サービスや調理のスタッフは早番、中番、遅番、夜勤と分かれて、効率的にシフトを組んで働いています。自分や部下のスケジュールや仕事の進行管理、オンラインセミナーでの学びなどはもちろんPCやスマホで行いますが、ホテルは生身の人間の交流の場。そういった中で、自分たちは“アナログな感覚”で仕事をすることが多いですね。

ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 総支配人 芝田 尚子さん
芝田尚子さん

総支配人になってから、1日に3回はホテルを巡回してスタッフに声がけをしています。ロビーやレストランのテーブルにうかがって、お客さまにご挨拶することも忘れません。

このような気遣いの手間や時間は惜しみません。あるお客さまのご紹介の方がいらっしゃったときのこと。誕生日と聞いてメッセージプレート付きのケーキをご用意したら、その後もビジネスとプライベートの両方で使ってくださるように。どれだけITが進歩しても、リアルなコミュニケーションを大切にした“手作り感覚”を忘れないでいたいのです。

でも私が出すぎてはいけません。若手スタッフにも任せて、どんどん前に出てもらうことが大事。成功も失敗も体験することが彼らの成長の糧になると信じています。その時間は決して無駄ではないのです。

芝田さんのタイムマネジメントの極意
芝田 尚子(しばた・なおこ)
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 総支配人
1965年生まれ。赤坂プリンスホテル、グランドプリンスホテル赤坂、グランドプリンスホテル高輪宿泊総支配人を経て、2019年より現職。