▼アメリカ、ドイツ、韓国の空き家事情

アメリカ・デトロイトは67年で人口が6割以上減少
東西ドイツの統一で旧東ドイツの人口が流出/ソウルへの一極集中で地方の空き家率が急上昇

文=向山 勇 イラスト=市村 譲

野澤 千絵(のざわ・ちえ)
明治大学政治経済学部教授

専門は都市政策・住宅政策。博士(工学)。大阪大学大学院修了後、民間企業を経て、東京大学大学院修了。東洋大学理工学部建築学科教授等を経て、2020年度より現職。2024年現在、日本都市計画学会理事、都市計画協会理事。国・自治体の都市政策・住宅政策に多数従事。主な著書に『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』(講談社現代新書)、共著で『都市計画の構造転換』(鹿島出版会)、『人口減少時代の再開発 「沈む街」と「浮かぶ街」』(NHK出版新書)などがある。