※本稿は、山根洋士『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)の一部を再編集したものです。
メンタルノイズは14種類ある
自己肯定感が低い人たちを悩ませる、主なメンタルノイズは14個。どれかひとつでも、「私ってそうかも」と該当するものがあれば、「自分なんて……」と思ってしまう状況と自分を変えるチャンスです。
・何年もチャレンジしてきたことが、やっと実現する
・ひとりで考え込むことが多かったのに、人に相談できるようになる
・頑張ってきたことが認められるようになる
・あれこれ考えて躊躇していたことをはじめられるようになる
あなたを悩ませてきた「できなかったこと」が「できる」ようになるんです。
ただし、潜在意識の深いところにあるメンタルノイズは、気づきにくいのがやっかい。気づくには、専門的なカウンセリングが必要になることも。
そこで、あなたを悩ますメンタルノイズが見つかるように、2つの判断基準を設けました。
ひとつは、あなたがどんな悩みを持っているか。
14個のメンタルノイズは、それぞれに、そのノイズが原因となって起きている悩みがあります。
・つい人と比べて落ち込んでしまう
・自分で決められない
・言いたいことが言えない
・いつも相手の顔色が気になる……
該当する悩みがあれば、あなたのメンタルノイズを探すヒントになります。
育った環境を冷静に振り返ると見えることがある
もうひとつは、あなたがどんな環境で育ってきたか。メンタルノイズの素は、子どもの頃につくられるマインドセット。
環境が異なれば、生まれるノイズも異なります。子どもの頃を振り返ってみると、「だから、そうなんだ」と気づくことが多いと思います。
・いつも頭をなでられながら育てられた
・親がなんでもしてくれたので、自分はなにもしなくてよかった
・時間を守ることは厳しく言われ続けた……
該当する環境があれば、それがあなたのメンタルノイズの素です。
ただし、メンタルノイズが生まれた環境がわかったからといって、親を責めるようなことはしないでくださいね。すべては、あなたのため。だから、あなたは、こうして生きているんですからね。
本稿では、14のノイズのうち3つをご紹介します。