良い意味での「割り切りワード」を持っておこう

(6)「組織ならそんな考え方もありかな」

自分としては一生懸命やって上出来だと思っている業務も、上司に相談するとネガティブな反応だったというのは、よくあることです。

批判されても、それはあくまでも上司の感想。そもそも全員から認められるのは不可能ですし、逆にいうとわかってくれる人はわかってくれるので、そこまで気にしなくていい。

ただ会社という組織である以上、自分個人の意見より上司の意見が優先されるのは仕方ありません。自分を責めるのではなく、「組織ならそんな考え方もありかな」と割り切って考えたほうが楽になります。そこにかみついてもトラブルになるだけですから、組織なんてそんなもん、と大きくとらえたほうがいいでしょうね。

(7)「変化があって当然かな」

これは今までいいとされてやってきたことが、何らかの変化によって、うまく評価されなくなったときに、自分にかける言葉としておすすめです。

そもそも時代が変われば、働き方が変わったり、新しい環境に身をおいたりということがよく起こります。転職や異動も、そのひとつですね。

ですから働き方や環境の変化によって周りの人が変わり、今までOKだったことがダメになるのはよくあること。そこでダメ出しされて、なんでだろうと悔やむとつらいだけです。そういうときこそ「変化があって当然」と受け流して割り切ったほうが、気持ちが楽になります。

もともと、この世の中には変化がないということはありえないわけです。変化があることが当たり前、今までうまくいっていたことでもこれからは違う、と言われることはよくある話、と最初から思っておくことが大事です。

また変化といっても、悪いことばかりでなく、良い方向に変わっていくこともあります。今までやっていたことを、ダメ出しされてネガティブにとらえるのではなく、この変化自体にどんないい意味があるのかなとポジティブにとらえてほしいですね。