充実したプログラムに「気分転換もできて最高!」
2日目の朝は温泉スパで専門家に水中セルフケアを学んだ。温泉地ならではの充実したプログラムに「気分転換もできて最高!」と喜ぶ声も。
朝食後には、3つ目のテーマについてのディスカッション。本題に入る前に田原さんが、管理職である参加者4人に「管理職になった経緯」を質問。「上司が辞めたので私がやるしかなかった。チームメンバーが好きだったので躊躇なく引き受けた」「上司に『管理職になりたいよね?』と聞かれて『はい』と即答。3度の育休をとった私ならではの役割があると思ったから」など四者四様のストーリーが語られる。また、「経営者の目線を持てるようになり、管理職になってよかった」との実感もあった。
この日のテーマは「社会課題を解決するアイデア」。グループごとに課題を探し、解決策を議論するという試みだ。「雇用問題」を課題にしたグループでは、募集をかけても、いい人材がやってこないという悩みを挙げ「SNSで自社の魅力を発信して適任者を吸い上げる」などの解決策が。「長時間労働」を切り口にしたグループでは、「夜遅くまで会社にいる人が悪影響を与えている。そんな人たちを早く帰らせるには、アフターファイブを充実させるよう促す」などの視点を変えた意見が飛び出し、終了時間まで盛り上がった。
最後は感想で締めくくり。「会社で温泉地ミーティングを提案する」「漠然としているキャリアを描きなおしたい」などのコメントがあった。温泉地での2日間で、たくさんのアイデアが沸き出たとともに、新たな発見もあったようだ。
撮影=平松唯加子