30cm四方以上のものを買うときは慎重に

こうして、ものの数を減らして、使ったらすぐに片付けるようにすると、散らかりようがありません。すると、片付いている状態を維持できて、気合いを入れて片付ける必要がなくなるので、すごく楽なことに気づくと思います。ものを探すのも簡単ですし、床に散在したものにつまずかずに済みます。

そういう状態を保つこと=頑張らなくても片付いた家を保つ仕組みです。

新しいものを買うときに、想像してほしいことがあります。それは、これを買ったら、ダンボールや緩衝材を片付けるのはどのくらい面倒くさいか? ということです。ちょっと想像するだけで衝動買いを防げて、やたらに買わなくなると思います。

特に、30cm四方以上のものは片付けが大変になるので、購入の際は慎重になってください。そういうことを繰り返すうちに、家がもので溢れかえることはなくなりますし、お金の無駄遣いも減っていきます。

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勝間 和代(かつま・かずよ)
経済評論家/株式会社監査と分析取締役/中央大学ビジネススクール客員教授

1968年東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワーク・ライフ・バランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。著書に『勝間式食事ハック』(宝島社)、『勝間式超ロジカル家事』、『勝間式超コントロール思考』『ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理』(以上、アチーブメント出版)などがある。