給料カットやリストラなど新型コロナウイルス感染症問題による先行き不透明感から、副業を始める人が増えています。これからの副業のキーワードは“リモート”。そこで欠かせなくなるITリテラシーを高めるには、どうしたらよいのでしょうか。副業に詳しい経営コンサルタントの藤井孝一さんにお聞きしました。
笑顔でカメラの前に座る女性はVlogの作成中
※写真はイメージです(写真=iStock.com/demaerre)

副業でもZoom活用は当たり前に

今回の新型コロナウイルス感染症災禍で、リモートワークが増えました。これまで使ったことのなかったZoomなどのウェブ会議システムやSNSを積極的に活用する人も増えたでしょう。

これから副業を始める人は、こういったインフラを使いこなせないと、新規の仕事を受注するのも、仕事を進めていくのも難しいといえます。「ウェブ会議でお願いします」と言われたときに、それを理由に断らなくていいように備えておくことが大事です。

たとえば、僕の講師としての仕事もコロナウイルスの前は、ほとんど現地に行って話していましたが、コロナウイルス災禍では半分以上がなくなった。その代わり、リモートに変わったんです。

Zoomは以前から使っていたので、スムーズに移行できましたが、これが「Zoomは勘弁してください」「リモートはできません」と言ったら、仕事は半分以上減っていたと思います。幅広く備えておくことの大事さを身をもって実感しました。

いずれにしても、どんな仕事も新しいインフラは使いこなしていかないと不便ですし、ましてや副業のように限られた時間、限られたソースでやっていこうと思うと、ITを使わないと不利になります。