コロナ禍による時差通勤やテレワーク……。働き方が大きく変化することで、今までより1日が長く感じる人も多いのではないでしょうか。働き方改革のための手法を数々の企業に指導する朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵さんが、1日のパフォーマンスを高めるモーニングルーティンを教えてくれます。

※本稿は池田千恵『「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

手を頭の後ろに回してホームオフィスに一人で座っている魅力的な若いビジネスウーマン
※写真はイメージです(写真=iStock.com/PeopleImages)

朝のタスク整理はなぜ重要か

1日の予定をタスク化し、優先順位を決めていくプロセスは、自分にとって何が大切で、どれを捨てるべきか、日々の決断に責任を持つことにつながります。

人生は判断の連続です。忙しいから、まだ先だからと判断を先送りにしていくと、あとで振り返ったとき大きな後悔となります。

朝のタスク整理は、自分にとって譲れない「種まき」を見つけて進めていくプロセスです。これはまさに、自分が何を大切にして、どういう人生を生きたいかを占う試金石となります。タスク化しても1日で終わらせることができなかったとき、自分に足りないところが見えてきます。足りないところが見えれば補うべきところも明確化されます。

自分にできないなら得意な人に頼もう、という判断も、「タスク化」から始まるのです。

タスク化を「モーニングルーティン」に組み込むことができると、次の7つのメリットがあります。