30代の3人に2人がかかっているといわれる「歯周病」。進行すると歯を失うことにもなりかねない病気だが、「むし歯」との違いを認識している人は意外と少ないようだ。
良好な歯科衛生は重要な健康
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歯周病の認知率は高いが、半数以上が「ムシ歯」との違いを理解していない

サンスターが30~40代の男女500人を対象に行ったインターネット調査によると、歯周病という言葉を知っている人は92%。ところが、その人たちに「むし歯との違い」について聞いたところ、56%の人が「違いを理解していない」と回答した。正しいケア法については、86.5%の人が「知らない」と答えた。

歯周病とむし歯の違いについてどの程度理解していますか?

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「歯周病という言葉だけがひとり歩きして頭には残っているものの、日本人は特に歯を美しく保つことへの意識が希薄で、歯周病の恐ろしさが伝わっていないようです」と、日本歯周病学会専門医の大月基弘先生は警鐘を鳴らす。