肩書や職位が通用しない時代になっていく

もしあなたが真の実力を身につけて成長したいのであれば、安直に社内派閥に属することは避けるべきです。派閥に属さなければ、その会社における出世の“神風”は吹かなくなるかもしれませんが、余計なことに煩わされることなく、自分の成長に集中できるようになります。

これからの時代は、社内の上下関係でつながる「派閥」よりも、社内外の信頼関係でつながる「コミュニティ」のような形態のものが増えてくると思います。そういった中では肩書きや職位は通用せず、その人自身の実力や人間性が問われます。

派閥内のポジション作りよりも、自分磨きに時間を使うことをお勧めします。

2.親分肌すぎる人には近寄らない

あなたの周りにやたらと面倒見が良いけれど押しの強い、いわゆる親分肌の人っていませんか? 先輩・上司に限らず、親分肌の人のいいところは、自分が目をかけた“子分”の面倒を徹底的に見てくれるところです。

一方で親分肌の人は、目をかけていることに見合った忠誠心を求めてきます。それが行きすぎるとシガラミとなり、あなたから自由や時間を奪ってしまう可能性が出てきます。自由や時間を大切にしたいのであれば、強すぎる“親分子分の関係”は避けたいものです。

そもそも「何かあれば誰かに助けてもらおう」という考えでは、人への依存気質から脱却することはできません。真に自立した人間になるには、時に師匠や親分を持たない覚悟も必要です。芸能界でトップに君臨している芸人さんは、師匠を持っていないことが多いようです。誰かの庇護下にあると甘えや遠慮が出てしまい、師匠を超えようとしなくなるからでしょう。

自由と自立のためにも、親分肌すぎる人とは微妙な距離感を維持しつつ、子分化することを避けましょう。一度子分になると、抜け出す時に相当苦労します。

やりたいことを全部やるためには、自分の力で運命を切り開いていくしかないのです。