やりたいことを実現するために、人間関係を良好に築いていくことは大事。一方で、距離をおいたほうがいい場合も。できるだけ、近づかないほうがいい人間関係の4つのパターンとは――。

※本稿は岡田充弘『やりたいことを全部やれる人の仕事術』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

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1.うっかり社内派閥に属してしまわない

会社勤めを長くやっていると、「あなたはA部長派? それともB部長派?」のような社内派閥の存在に気づくことがあります。派閥の存在がおおやけにされているケースは少ないでしょうが、企業といえどもしょせんは人間の集まりですので、意見や価値観の違いで複数のグループが存在してもおかしくはありません。

一般的に社内派閥の構成員の結びつきは強く、そこに所属することで、出世が早くなったり、好調な部署にひっぱってくれる、といったキャリア上のメリットが期待できます。

一方で、派閥の上司が出世路線から外れた場合には、急に抜け出すことは難しく、あなたのキャリア上の足かせとなってしまうこともありえます。

そういう意味では、派閥はキャリア上の下駄を履かせてもらえる良い面もありますが、自分の立ち位置や真の実力が分からなくなってしまう危険性もあり、今のような変化の大きい時代においては、私は積極的に勧める気にはなりません。むしろ私なら間違いなく距離をとります。