※本稿は岡田充弘『やりたいことを全部やれる人の仕事術』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
毎日カバンの中身を見直す
ガムをかんだ後の包み紙、買い物のレシート、会社から渡された社会保険関係の書類など、人はそれが不要なものであっても、ついカバンに入れてしまいます。それらは入れたことすら忘れられ、気づいた時にはとんでもない量になっていることも少なくありません。
そんな状況を防ぐには、家に帰ったら毎日カバンの中身を机の上に出してみることです。机の上にすべてを出すことによって、持参しなくてもよかったモノ、逆に持参したほうがよかったモノ、修理すべきモノ、捨てるモノ、タスク化すべきことなど、いろいろなことが明らかになります。健康管理のためにこまめに体重計に乗るのと同じで、意識することで自然と持ち物も減っていくことでしょう。
そもそもあらゆる可能性に備えて、カバンに必要なモノをすべて入れておくことはできません。カバンの中身を出して見直すことは、持ち物の優先順位を考えたり、不測の事態が発生した場合のシミュレーションをしたりするきっかけになります。いつでも身軽に動ける状態でいるには、身辺の新陳代謝の習慣が大切です。