カバンのすべてのポケットを使わない

カバンにたくさんのポケットがついているとうれしくなり、つい普段使いの小物をいろいろなポケットに収納してしまった、という経験はないでしょうか? これでは次第にモノがまっていくだけでなく、どこにしまったのか分からなくなってしまう原因にもなります。

カバンの中のモノを増やさないコツは、すべてのポケットを使いきろうとしないことです。使うポケットを絞ることによって、モノの増殖や混乱を抑えることができます。

私の場合、日常で使うポケットは主に、

・パソコンや書類を入れておくポケット
・財布やスマホなど日常使う小物を入れておくポケット
・イヤホンやケーブル類などアクセサリ類を入れておくポケット

の3つです。

カバンの大きさや仕事の内容によっても変わりますが、できれば3つ、多くても5つ内のポケットに収めることをお勧めします。細分化しすぎると、管理が煩雑になるのは、ファイルもカバンも同じなのです。「必ずココにある」という安心感が、漏れや焦りをなくしてくれることでしょう。

財布から現金やカードを減らす

クーポンや会員カードをギッシリ入れて、パンパンになった財布を持ち歩いている人をたまに見かけます。膨れ上がった財布は見た目にも野暮やぼったく、カバンに入れても重いですよね。何より、財布からお金やカードを取り出す時、「アレっ、どこいったかな」と慌てふためく姿は想像すらしたくないものです。

入れる品数が少ないほうがいいのは、カバンも財布も同じこと。

一度思い切って財布の棚卸しをして、スッキリさせてみませんか?

私の場合は、もしもの時に必要な少額しか現金を持ち歩かず、できるだけSuicaやクレジットカードに集約するようにしています。そうすることで財布がスマートになるだけでなく、小銭を扱う煩わしさや両替の手間から解放されてかなり快適になります。Suicaはスマホのアプリを利用すれば、専用カードや現金チャージも不要になります。

カード類については、まずレンタルビデオをすべてApple TVなどネットで視聴するスタイルに変えたので、レンタルビデオ店の会員カードはすべて無くなりました。

また、飲食店などで配っている割引クーポンはもらわないようにしています。財布に入れるとかさばるのと、少々の割引を期待して持っているよりも、そもそも行かなければコストセーブにつながる、という発想です。最近ではクーポンも電子化してきていますが、同様の理由でスルーして振り回されないようにしています。

病院の診察券は、普段は自宅で保管しておき、本当に必要な時にだけ持っていけばいいでしょう。美容院の会員カードは、お店にお願いして特典不要の代わりに提示不要にしてもらいました。

クレジットカードも、空港でラウンジ利用できる特典のついたもの1枚のみで他には使いません。

おかげで私の財布はスマートで、買った時からほとんど型崩れもしていません。無駄のそぎ落とされた筋肉質の財布を持つことは、気持ちの面でも大変良いことです。

自然と無駄遣いもしなくなったので、金運もこころなしか上がったように感じます。