22歳で投資を開始。経済動向も勉強するように

本業以外に、22歳で始めた株式投資も資産形成に役立っている。

「最初の投資は少額でしたが、証券口座を開設したことで経済状況をチェックするようになり、世の中の動向を勉強するようにもなりました」

このときの意識の変化がなければ今の自分はなかったという。「お金を貯めたければまず投資を。お金にうまく働いてもらった者が勝ち」という言葉には説得力がある。

愛用の長財布は、バッグ同様、「好きなルイ・ヴィトン」。時計は重厚感あるカルティエだ。

「仕事相手からの印象を考え、きちんとしたものを身に着けます。買い物は投資と同じ。それを持つことのメリットを熟考して購入します」

派手な暮らしに興味はなく、家は賃貸の手狭なマンション。「フランス人の夫は、穴があくまで靴下を履くような節約家なんです」と軽やかに笑う姿に、人柄のよさがにじみ出る。夢は「カンボジアの不動産王」。お金に愛される荒木さんなら、実現するはず!

荒木杏奈
アンナアドバイザーズ社長
大手広告代理店に入社後、SBIグループを経て、2012年よりカンボジアの金融機関に勤務。13年に独立し、国内外の国際不動産サービス業を展開。著書に『東南アジア投資のラストリゾート カンボジア』(幻冬舎)。