スマートな立ち居振る舞いで食事を楽しむ

何を着る?
立食パーティーは、ビジネススーツでOK

欧米のビジネスシーンでは立食パーティーが頻繁に催されます。服装はビジネススーツでOK。仕立てのよいブラウス×スカート、パンツスーツでもいいでしょう。あまり気張る必要はありません。ただ、突然、パーティー会場にCEOやどこぞの偉い人が挨拶に来た!という場合に、バッグに忍ばせておいたネックレスをささっとつけてセミフォーマルな装いにする……なんて演出ができたらマナー上級者。一目置かれます。

立食パーティーでのタブー
話す相手を独り占めしてはダメ

立食パーティーは交流の場です。初めて会った人とは簡単に自己紹介し合い、10分程度で「失礼します」と言って、その場から立ち去るのがマナー。どんなに会話がはずんだとしても、相手を独り占めしてはいけません。積極的に話し相手を変え、1人でも多くの人に自分を知ってもらい、ビジネスチャンスを広げましょう。仲間同士でかたまっていたり、ひたすら飲食していたりしては、その場にいる意味がありません。

知らないと恥をかきます
レストランでやりがちなNG行為

ビジネスパートナーが設けてくれたディナーの席。かしこまったフレンチレストランなどに行く場合は、お店のホームページなどでドレスコードを確認し、ふさわしい服装で出かけます。一緒に食事をする人に不快感を与えないためにも、NG行為をしないように気をつけながら、最後まで食事を楽しみましょう。

[酒]お酌をする

酒を注ぐのは給仕の仕事なので、お酌はしないこと。女性が男性にお酌をするのは、はしたない行為と見なされるため、カジュアルな店でもNGです。また、繊細なワイングラスで乾杯するときは、グラス同士をあてないこと。とくにフォーマルな場では、胸の高さまでグラスを持ちあげて乾杯するのが正解です。

[料理]スープをすする

食事中に気をつけたいのは「音」。フォークとナイフを扱うときはカチャカチャと音を立てず、フレンチなどでスープを飲む際は、ズズズッとすすらないようにしてください。取っ手のついていない器を手に持って食べること、パンを直接かじること、ライスをフォークの背にのせて食べることもマナー違反です。

[皿]自ら片づける

食べ終えた皿を重ねてはいけません。片づけはすべて給仕の仕事です。誤って床に落としてしまったカトラリーを自分で拾うのもダメ。フォーマルなフランス料理店で、料理を同席者とシェアすることもマナーに反します。料理を残すときは、給仕に「もう、おなかがいっぱい」と伝えるとスマートです。