その場にいるだけじゃダメ!
自分の意見を発言しなければいけません
海外のビジネスシーンで自分の意見を言わないのはマナー違反です。ミーティングの席などで発言しないのは、会議に参加していないも同然と見なされてしまいます。一般的な意見ではなく、できるだけ自分の考えを表明してください。「変かな」と思うことでもOK。欧米のビジネス社会では、「変=ユニーク」な視点は価値があるので、臆せずどんどん発言しましょう。自分の意見を言うことでしか、相手の信用は勝ちとれません。
あいまいな提案はNG
数字で相手を説得します
欧米で働く人々の多くは、物の見方や考え方が論理的です。商談やプレゼンの場では、感情に訴えるのではなく、相手が客観的に判断できるよう、できる限り具体的な数字を用意して伝えましょう。例えば、「わが社と手を組んだら、わずか3カ月でマーケットシェアが5倍になる」「利用者数は2年前の5倍に増えた」といった具合です。その根拠をきちんと説明できるよう、わかりやすくデータをまとめておくことも重要。成功の鍵は数字が握っています。
会話力をあげて、仕事相手と打ち解ける
自分に興味を持ってもらうために
日本の文化を語れるようにしましょう
自国の文化について語れることは、国際人としての基本的なマナー。広く浅く、知識を仕入れておきましょう。禅や茶道、相撲などの伝統的な事柄だけではなく、海外で人気のアニメをはじめ、いわゆるクールジャパンについても話せると一目置かれます。最近は忍者ファンも多く、「どこへ行けば忍者に会える?」と聞かれることも。メイドカフェも認知度がアップ。「日本で行ってみたいところは、アキバ(秋葉原)」とクールな顔で言う男性もいます。
それ、言っちゃダメ!
相手の気分を害する発言に要注意!
国が違えば価値観も変わります。相手を褒めたつもりなのに、イラッとされてしまう場合もあります。例えば、「小顔でうらやましい」「青い瞳がきれい」「ブロンドの髪が美しい」など、変化しようのない体の特徴についての発言はNG。個人への中傷や偏見と受け取られかねません。宗教、年齢、性別に関わる話題にも軽々しく踏み込まないようにしましょう。ファッションに関する発言はOK。アクセサリーや洋服を褒めれば会話の糸口に。
「How are you?」と聞かれたら
無理しないで体調をアピールしましょう
「How are you(調子はどうですか)?」と投げかけられたら、体調がよくないときでも、つい、「I’m fine(元気です)」と返答してしまいがちです。しかし相手は、単にお決まりの挨拶を交わしたいわけではありません。仕事の話を進める前に、「こちらの体調を確認してくれている」と受け取ってください。ひどい時差ボケで相手の大事な言葉を聞き漏らしてしまった……なんてことにならないよう、そのときの体調を的確に伝える習慣をつけましょう。