3歳以上は無料託児あり

子連れでなんといっても魅力的なのは、無料で利用できるユース&ティーンセンター(以下、ユース・センター)と呼ばれる子供用の部屋。3歳から12歳までの子供はそこで預かってもらうこともできる。ユース・センターは、3~7歳、8~12歳、13~17歳と分かれており、13歳以上は出入り自由だ。それ以下の子供は、基本的に親が送迎する(一定年齢以上は、親の許可があれば一人で退出もできる)。

ビデオゲームでもみんなで対戦したり、ダンスゲームで体を動かしたりと、スタッフが一緒になって盛り上げてくれるので、年齢や国籍が違う子供同士でもすぐに仲良くなれる。

ユース・センターには専任スタッフが常におり、子供たちも徐々に顔見知りになっていくので、1、2回行くうちに「また行く!」と入り浸るほど(実際、8歳のわが子は、乗船中ほぼ入り浸って、食事と睡眠以外なかなか姿を見なかった)。テレビゲーム、工作やお絵描き、ボードゲームなどさまざまな遊びが用意されており、子供にとってはパラダイスだ。ただ、ずっとゲームばかりということはなく、工作やダンスなど、子供たちが異なるプログラムを楽しめるように工夫されている。

船内ではミュージカルやマジックショーなどさまざまなエンターテインメントショーも行われているので、家族で見に行くこともできる。

このユース・センターは、航海日と寄港日で開いている時間が異なるが、基本的には朝から夕方まで開いている。航海日には、夜も10時まで開いているので、夫婦でディナーをゆっくり食べたいというときにも助かる。預けている時間も子供が目いっぱい楽しんできて、罪悪感を持たずに大人も子供も充実した時間を過ごせるのが何よりだ。

ユース・センターに行くたびに制作やプレゼントをもらってくるので、帰る頃には子供は両手いっぱいのぬいぐるみや思い出を抱えていた。

下船日が人によって異なるので、子供も去る日が違う。下船前日にユース・センターに行くとペンギンのぬいぐるみをプレゼントされ、その夜、大事そうに一緒にベッドに寝ていた