教わった通り、呼吸に集中しながら坐った。みんなも同じ状態のようで、場内はしんと静まり返っている。試しに何も考えないように努めてみたけれど、うるさいほど心配事やら考え事が浮かんでくる。そこで和尚の言う通り、自分の感情を観察しながら、体は微動だにせず20分。
カーンと鳴り響く音が坐禅の終わりを告げた。深く呼吸をしていたおかげもあるのだろうか、心配事が消えたわけではないけれど、頭の中はクリアに。ざわついていた心も落ち着いて、気分は晴れやかになっていた。坐禅って、気持ちいい!
日常から切り離された空間で自分を見つめる時間は貴重なもの。試せばわかるよさがある。週末、鎌倉散策を兼ねてぜひ。