すぐ使える「男性を必ず落とす秘密のフレーズ4」

そしてもうひとつ重要なのは、自分の気持ちが相手に正しく伝わっているか確認すること。例えば、男性に「Love」のつもりで発した言葉を、相手が「Like」と受け取ったら、お付き合いは難しいでしょう。どんな言葉が相手にとって「Love」になるのか、探していくことが大切なのです。

今回紹介する秘密のワードは、こうしたあらゆるポイントを踏まえたうえで使ってこそ効果を発揮するもの。決まり文句のように繰り返すのではなく、相手を見極め、臨機応変に活用しましょう。

▼秘密のワード 1
【「わかります」と言うときは、状況を的確に要約する】
OK:○○があって、××な状態で、八方塞がりなのね。
NG:すごく大変だね~。気持ち、わかるよ。でも、大丈夫だよ!

「あなたの気持ちがわかります」と相手に伝えるときは、「○○があって、××な状態で、八方塞がりなのね」と状況を要約し、相手の何をどう理解したのかフィードバックするだけで、男性は「わかってもらえた」と感じます。「わかるわ。つらいよね」などと感情にフォーカスすると、男性は「弱さをみせたくない」と思い、心を閉じるので気をつけましょう。
▼秘密のワード 2
【目上の人はむやみに褒めず、「感謝」を伝える】
OK:○○さんが連日ご指導くださったおかげで、今回の企画書が通りました。ありがとうございました。
NG:○○さんのアイディア、すごいです! さすがですね~。

男性は基本的に褒められることが好きですが、「褒める」という行為には「立場が上の人が、下の人を褒めて育てる」というニュアンスがあります。ですので、目上の人に対しては、「さすがですね~!」などとやみくもに褒めるより、「ありがとうございます。おかげさまで……」など、「感謝」の気持ちを伝えるほうが、いい関係を結べます。
▼秘密のワード 3
【上司や部下のタイプを見極め、攻略法を考える】
OK:この交渉はあなたにしかできないと思うから、難しいかもしれないけれどトライしてくれる?
NG:大変だと思うけれど、この交渉、お願いね。

相手によって、やる気が出る言葉や興味をもつポイントは違うもの。「あなたにしかできない」と言われてやる気が出る部下もいれば、「チーム全員が喜ぶから」と言われてやる気が出る部下もいる。相手のタイプを見極めて言葉を選ぶことが重要です。これは上司も同じ。とにかく手柄を立てたい人なのか、チーム全体の向上を望む人なのか、見極めてから交渉を。
▼秘密のワード 4
【相手に合わせて、説明の度合いを変える】
OK:明日は子どものお迎えをお願い。そろそろ着替えがなくなるから、○組、持って行ってね。
NG:明日の子どものお迎え、よろしくね。

男性に依頼をするときは要望を言葉できちんと伝え、場合によってはリストにするなど“見える化”しましょう。先に述べたように、男性は世代を問わず、相手の気持ちを察して自発的に動くのは苦手。でも、やるべきことが明確になれば、120%の力を発揮してくれるはず。言いにくいからと曖昧にすると溝が深まるばかり。お願いごとは明確に伝えて。

構成=籔 智子 撮影=大槻純一